コラム

 公開日: 2017-06-22 

「教師はスペシャルコーチ!」教師がコーチングを学ぶ訳・・・

保育園・幼稚園・学童保育・小学校・中学校の教職員研修でコーチング&アンガーマネジメントの
研修のご依頼が増えてきています。
教育の現場に「やっと」コーチングのコミュニケーションスキルや、
アンガーマネジメントの重要性が浸透してきたという感触を得ています。

しかし、コーチングについて研修を受けたり本を読んだことがないという先生が多いのも事実です。
そこで今回は「ティーチングのスペシャリストである教師は、子どもの能力や可能性、行動力を引き出す
スペシャルコーチである」という視点からティーチングとコーチングの違いと、
両方を活用するメリットについて簡単にご紹介します。

教師の仕事は、生徒に教師の知っている知識やスキル・ノウハウを「教え与える」ことです。
お互いのスタンスは、教師の立ち位置が上で生徒は下になりがちです。
また、教え与えることばかりを繰り返していると生徒は次第に「受け身」になり、「やらされ感」を感じるようになります。

その結果、難しいことや未経験のことに対しては「挑戦してみよう!」というポジティブな気持ちよりも、
答え(教師が持っている正解・模範解答)を教えて欲しいと思うようになるのです。
つまり、教師に「依存」するようになるのです。

こうなると教師は大変です。
手を変え、品を変え、(もちろん良かれと思って)繰り返し教え続けることになります。
ただ、教師の知っていることしか教え与えていませんので、教師を超えるような生徒はなかなか育ちません・・・
これがティーチングの限界であり、教師が一番悩むところです。

「自分を超えるような人をどれくらい育てられるか❓」
これはビジネス、教育を問わず人材育成をする立場の人の達成目標です。
教師も親子も同じです。
「難しいことや困難なことにも自分で考えて自分からチャレンジする人に育てたい!」と思うなら、
教師が持っているティーチングを活かすもう一つのスキル「コミュニケーションスキル」を手にする必要があるのです。
人を育てるために役立つこのコミュニケーションスキルが「コーチング」なのです。

ではコーチングはどのようなコミュニケーションスキルなのか?
簡単にご紹介しましょう。
まずコーチと相手(先生と生徒)の立ち位置は上下ではなく、あくまでも「対等な立場」に立ちます。
教師が生徒のと同じ目線に立って物事を眺める・・・これがコーチの立ち位置です。

次に生徒が目指したい(叶えたい)夢や目標は教師が決めてやらせるのではなく、生徒自身が考えて決めます。
この「決断をサポートするコミュニケーション」がコーチングです。
生徒自身が将来叶えたい夢や目標は何なのか?
それを教師が自分の答えを持たずにしっかりと「聴く」必要があるのです。

「それは無理だからこっちの方がいい」など、いきなり否定したり「アドバイス」をすることはありません。
なぜならコーチングの基盤には「本人が叶えたいと思っている夢や目標を達成する力は、必ず本人の中にある」
と心から信じることだからです。

相手の中にある「やる気や能力、可能性や行動力」これらを本当に信じ切れるかどうか…
これがコーチになれるかどうかのボーダーラインです。

つまり相手の中にある能力を引き出すコミュニケーションのプロセスがコーチングであり、
このプロセスを行う人がコーチなのです。

一方的なコミュニケーションではなく、コーチとの双方向のコミュニケーションを交わすことで
本人の中に様々な気付きやアイディアが生まれ、「やってみてもいいかもしれない」「やれるかもしれない」という
未来の可能性に繋がるキーワードが生まれてきます。
ここまで来れば、あとは本人が自然と前に進みだしていきます。
勿論「自分から・・・」。

勿論、基本的なことや緊急事態にはティーチングが機能しますが、
人間関係やお互いの信頼関係にはコーチングの方が機能します。
相手や場面に合わせて「さじ加減」をしながら、臨機応変に両方を使いこなすことが理想です。

さらにコーチングは相手の感情・気持にアプローチするので、コーチ自身が知らない分野や
経験のない分野でも十分に機能します。
つまりあらゆる分野で普遍的に活用できるスキルなので、企業研修で学んだコーチングを
子育てに活かしている人もたくさんいらっしゃいます。

「人」は「気持」ちで動きます。
「力」や「立場」で人を動かそうとすると、人は抵抗し、自分の行動にブレーキをかけて止まってしまいます。
これは人間の基本的な心のメカニズムです。

毎日、現在進行形で人の成長をサポートしている教員はコーチそのものです。
是非、コーチングスキルを学んで、あなたの周りにいる大切な人の為にコーチングを活用してみませんか?

教師が変われば生徒が変わり、生徒が変われば学級が変わり、学校が変わります。
そして家族や地域で暮らす人々も変わりはじめ・・・
人生そのものもが大きく変わります!

多くの人の人生を左右する立場に立つ教師はスペシャルコーチです!
是非、コーチングを取り入れて、ご一緒に夢や目標達成をサポートするコーチを目指して行きましょう!!

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