コラム

 公開日: 2017-03-11  最終更新日: 2017-03-29

床の間のリフォームで和室のおもてなし空間の演出を

床の間は日本の伝統的な住宅装飾のひとつで、床の間がある座敷はお客さまを迎え入れる場所として大切に扱われてきました。

最近ではフローリングやカーペット敷きなど洋風スタイルが主流で、畳敷きの部屋を設ける住まいが減りつつありますが、お客さまをもてなす空間として重宝される和室の魅力について見て行きましょう。

床の間のある和室でお客さまをおもてなし

床の間は、座敷より一段高く床が設けられ掛け軸や花などを飾る空間であり、お客さまは床の間に近い場所「上座」に案内し、もてなす側は入口に近い下座に着くのがマナーです。

座敷の正面の壁に付書院(出書院※平書院もあります)、床の間、床脇を備えるのが伝統的な様式ですが、昨今の住宅では、簡略化された床の間が見受けられるようになりました。

広いお座敷でなくても、掛け軸や花を飾るスペースとして和室に床の間をしつらえることで表情豊かな住まいになりますので、ぜひ取り入れてみてください。

床の間は、掛け軸や生け花を飾る場所

掛け軸には、四季掛軸、お祝い掛軸、厄除け魔よけの掛軸、縁起掛け軸など、さまざまな種類があります。

春夏秋冬の季節の移ろいを掛け軸で表したり、桃や端午の節句、家族の長寿や和を願う縁起物などを時期に応じて床の間に飾ります。

また、生け花を飾る場所としても床の間は重宝します。

洋風の住まいにもなじむモダンな和室

最近では、洋風の住まいにマッチするモダンな和室が増えています。琉球畳のような正方形の畳や縁なしの畳を敷いたりすることで、従来の和室とは異なる現代的な空間に仕上げることができます。
床の間も、床板に用いる素材や色によりモダンな仕上がりになります。

また、壁の一面すべてを床の間にしなくても、収納スペースの横にほんの少し設けて間接照明を施すだけでも、掛け軸や生け花などが映えるおしゃれなスペースに仕上げることができます。

和室で日本の四季折々の風情を楽しむ

リビングはフローリングの床にソファやダイニングテーブルセット、チェストなど洋風のコーディネートを楽しみながらも、和室を設けておくことで日本の伝統文化に親しむことができるのも大きな魅力です。

独立した部屋でなくても、リビングからつながる一画に畳コーナーを設け、そこに床の間のような飾り棚を作っておくだけで住空間に変化が生まれます。

お正月には鏡餅を、桃や端午の節句にはひな人形や鎧兜を飾るなど、掛け軸やお花以外にも私たちの暮らしに根付いた四季折々の行事を和の空間から得ることができます。

新年に親戚の子どもたちが集まってカルタ遊びや書き初めをしたり、夏には畳の上でお昼寝したり、洋室とは違う趣きで住む人や訪れる人の心を満たしてくれるでしょう。

すでにある和室を洋室に変えることをお考えの場合、このような選択肢があることも覚えておいていただけると良いかと思います。

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