住み心地の良い家づくりのプロ
プロTOP:橋本和良プロのご紹介
失敗を経験したからこそわかる 本当に住み心地の良い家づくり(1/3)

社長の失敗が新たな事業を生み出した
京都市南区の「株式会社 傳來(でんらい)工房」は、創業から1100年の歴史のある会社です。弘法大使(空海)が持ち帰った鋳造技術を受け継ぐ中でも、一番優れた弟子に継承される「傳來」の銘。同社先々代社長である祖父もその継承者の1人で、これまでに京都の神社仏閣に数々の青銅製の装飾金物を納め、また重要文化財の修復なども手がけてきました。
そんな同社が住宅事業を立ち上げたのは1999年。
「周囲の反対はかなりありました。社員も『社長の道楽じゃないのか』と思っていたようです」
説明するのは同社社長の橋本和良さん。この立ち上げには橋本さん自身が35歳のときに経験したマイホーム建築の失敗が大きなきっかけでした。橋本さんはモデルハウスの見学に行き、展示会場で住宅会社に建設を依頼。しかし完成した家を見たときに、愕然としました。
「展示場で見たものがそのまま建つと思っていたのに、全く違うものでした。今考えればそれも当然のことと理解できますが、当時は何の知識もなかったからそれすらわからなかった」
また費用を精算してみると、販売価格は坪45万円と聞いていたのに言われるがままオプションをつけてしまった結果、坪80万円と倍値に。しかし何より「住み心地の悪さ」に橋本さんは落胆しました。
「夏は暑いし、冬は結露してしまう。パンフレットで見た説明には『高断熱』と書かれていたのに……」
冬に雪で屋根の瓦が壊れてしまったときに営業担当に何度も連絡していたにもかかわらず、一切連絡もない状況。結局、橋本さん自身で修理業者を手配してトラブル対応をしたのです。
「それから住宅に関する猛勉強をはじめました。良い住宅づくりのヒントになるなら、と海外の研究機関にも出向きましたよ」
その結果、橋本さんが導き出した理想の家とは「家も住む人も健康で、安全。そして何より住み心地の良い家」。これは傳來工房の家づくりの根幹にもなっているのです。
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