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コラム
公開日: 2015-03-02 最終更新日: 2017-04-23
慢性的な症状は体のメンテナンスで改善する
慢性的な症状とは
・いつから痛いかよく覚えていない
・傷めた原因がよくわからない
・長期にわたってその症状がある
といった症状になります。「昨日こけて足首が痛む」といった症状は急性の症状です。
当院に来られる患者さんの多くは慢性の症状で、具体的に言うと痛みの差はあれ常に腰が痛い、小学生くらいから肩こりだ、ここ1年くらい手にしびれが出ている、なんとなく膝が調子悪いと思っていたら気付くと痛みになっている、全身がずっと重だるい、以前は気にならなかったのにここ数か月すぐに疲れる、といった症状の事です。急性と思われるぎっくり腰も原因をたどれば実は慢性腰痛の一環であったという事も多々あります。
慢性症状の原因
慢性の症状の原因は直接の原因と根本の原因の2つあります。
足首の歪みが股関節に影響を及ぼし腰痛がでた場合を例にとってお話します。ただし厳密に言うと原因は1つではありませんので、いろんな方向からみていかないとスッキリ改善しませんが、今は分かりやすいように一つの原因で腰の痛みが出ていると仮定してお話します。
まず腰に痛みが出る直接の原因、足首のゆがみを治します。すると腰の痛みも改善されます。(すべての足首の歪みが腰痛になるわけではありません) では、ここで治療を終了した場合この患者さんはこの先腰が痛むことは無いのでしょうか?残念ながらまた腰痛になる可能性は高いです。なぜか?それは足首が歪んでしまった原因、根本の原因が改善されていないからです。こういった歪みは歩き方にクセがあるとか足首をひねって立つとか、椅子に足を巻きつけるといった日常の中に潜む習慣が原因になっていることが多いのです。ですから本当の改善を望むなら、こういった原因を見つけ対処していかないとダメなのです。
施術は回数だけでも期間だけでもない
上記の例で、歩き方のクセが足首の歪みの原因になっていると分かったとします。「では、歩き方をこのように改善してください」と言われその直後から直せるでしょうか?ほとんどの方が意識していても従来の歩き方に戻ってしまう時があるのではないでしょうか。その間にもまた足首は歪んできます。
ですから歩き方を変えながら、足首の歪みを治すのを並行してやっていかないとうまく改善していかないのです。そのために定期的に施術を続け経過を見る必要があるのです。習慣でなった症状は習慣で治さないと、一時的に治してもまた再発します。また、足首の歪みを治したら、初めは隠れていた原因が見えるようになったりもするので今度はそこを改善していくこともできます。
そして慢性的な症状の場合は、10日間毎日施術を受けたからと言って良くなるものではありません、その症状にあった期間と施術の回数が必要になってきます。
しかし、このような習慣の原因が見つかる場合もあれば、原因が追究しきれないものもあるのが事実です。そんな場合でも、定期的に施術をすることで体が変わり症状が出なくなることがあります。ですから体のメンテナンスをしながら慢性の症状の経過を見ていくことはリバウンドの無い改善が期待できるのです。
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