コラム

 公開日: 2015-11-21 

アクアリウムを住宅に取り込み趣味の空間を

アクアリストのための水槽が置ける家づくり

熱帯魚と水草が織りなす世界を、家の中で楽しめるアクアリウムは、さながら小さな水族館。自分のイメージを水槽の中に再現し、それを眺めて暮らすのは最高のぜいたくです。

しかし、ベテランのアクアリストともなると、扱う水槽は大型になり、複数になる場合も多くなります。90cm規格(90×45×45)の水槽に水を入れて飼育器具を設置すると、総重量は180kgほど、120cm規格(120×45×45)なら340kgほどとなります。

木造住宅ならば想定外の重量となり、床の補強が必要となってきます。

壁面に水槽を設置するなど、新築時にアクアリウムをプランに組み込むことで、壁や床の補強をふまえた住まいづくりを行うことができます。どこにどのような水槽を置くか計画を立てて、水槽が置ける環境をつくりましょう。

造りつけ水槽について

壁の中に水槽をビルトインする方法は、インテリア性が増し、訪れたお客さまにも水族園のような雰囲気を楽しんでもらえます。

また機材などが目につかず、スッキリとした部屋になります。バックヤードに水道やシンク、排水口などを完備した小部屋を設け、そこでメンテナンスができるようにします。

床はタイルやコンクリート、モルタルなど、濡れることを想定して選びます。また壁紙も水廻り用のパネル素材が望ましいです。ブレーカーは居住スペースとわけて設置します。

かなり大掛かりな工事となりますので、新築時に行うのが良いでしょう。しかし、壁に埋め込んでしまうと、水槽を撤去したあとの処理に困ります。一生の趣味として続けられる方におすすめの施工です。

床の補強の必要性がある場合

壁に埋め込まずに水槽を置く場合、どこに置くかが問題です。2階の場合、床の補強に加えて柱の補強も必要です。しかし、耐震性能においては不利になると言わざるを得ません。さらに地震やアクシデントなど、万が一の時の水漏れも心配ですので、2階は避けた方が無難です。

1階に置く場合、玄関などに土間を広くとってディスプレイする方法も考えられます。外側に水道を設置しておけば、メンテナンスもしやすくなります。

リビングに置く場合、やはり重さが問題となります。本棚やピアノなど、ほかの家具の重さも加わりますので、90cm規格あたりから補強を視野にいれましょう。

また1t近くある巨大水槽となると、 水槽を置く部分だけ独立した基礎を造る必要があります。これができるのは一軒家ならではの強みといえます。

この記事を書いたプロ

有限会社アイバ工務店 [ホームページ]

一級建築士 饗庭多嘉男

京都府京都市山科区大宅神納町109 [地図]
TEL:075-575-3633

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
饗庭 多嘉男(あいば たかお)さん

住み心地、創造性、コスト面……満足度の高い家づくりを実現(1/3)

「施主さんと一緒に創り上げていくのがモットー」という、一級建築士の饗庭多嘉男さん。依頼主の価値観はさまざまですから、望んでいる方向性を何げない会話の中から読み取り、それをヒントに家づくりのプロとしての提案をしていきます。納得のいく判断がで...

饗庭多嘉男プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

会社名 : 有限会社アイバ工務店
住所 : 京都府京都市山科区大宅神納町109 [地図]
TEL : 075-575-3633

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-575-3633

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

饗庭多嘉男(あいばたかお)

有限会社アイバ工務店

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
ダイニングのリフォーム:照明と床材

 部屋を引き立たせる照明の役割 今も昔も私たちの暮らしに欠かせない照明。かつては天井の真ん中に照明器具が...

[ リフォーム ]

リビングのリフォーム:できるだけ広くが基本

 リビングの面積を広げる方法 リビングは家族とともに長い時間を過ごす場所です。決まった使い方があるわけで...

[ リフォーム ]

寝室リフォーム:方位と西日に気を付ける

 快適な寝室は日当たりと通気性が重要 睡眠は健康な生活を送るうえで重要な要素です。寝室は寝るための部屋で...

[ リフォーム ]

和室のリフォーム:和洋折衷型で考えてみる

 多目的に使える和室の魅力 今も昔も和室は日本人にとって馴染み深い空間で、その落ち着いた雰囲気は、心に安...

[ リフォーム ]

カーポートのリフォーム:片流れタイプと両側支持タイプ

 愛車を風雨や日光から守るカーポート 「車を雨ざらしにはしたくないけれど、ガレージまでは・・・」という方...

[ リフォーム ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ