コラム

 公開日: 2015-08-11 

任意売却や競売になると家族や保証人にどんな迷惑がかかりますか?

家族への影響がかかる場合とは?


住宅ローンを滞納したことにより、任意売却や競売にかけることを決定した時には家族に何らかの影響が出ます。

特に、ご家族に連帯保証人などの保証人がいる場合には、家族に多大な影響を及ぼす可能性があります。なぜなら、連帯保証人は、契約者が支払い不能になった場合に代わって支払いの義務を負うことになるからです。そのため、任意売却であろうと競売であろうと、家族が保証人になっていた場合に一番影響を被ることになるのです。

保証人の役割とは…?


住宅ローンを組む際には、場合によって保証人が必要となります。この保証人とは、契約者が何らかの事情によって支払い不能に陥った場合に、債務の一切を負う人のことを言います。また、この保証人は単なる保証人と、連帯保証人とに分類ができます。

保証人と連帯保証人の違いは、保証人には「催告の抗弁」や「検索の抗弁」が認められており、連帯保証人には認められていないという点です。

「催告の抗弁」というのは、保証人よりも先に契約者へ支払いをさせるように主張するものです。また「検索の抗弁」は保証人よりも強制的に支払いをさせるように主張できるものです。つまり、保証人の場合は、契約者が先に支払いをするように促せるのです。

ただし、連帯保証人の場合はこうした主張が認められません。そのため、万が一、契約者が支払い不能に陥った場合には、連帯保証人が金融機関に支払いをしなければいけないのです。

家族や保証人への影響を減らす方法は「任意売却」


住宅ローンの滞納が続いている場合には、家族や保証人に対して何らかの悪影響が発生しますが、この影響を減らす方法もあります。それは、競売よりも「任意売却」を選択することです。ここで、競売と任意売却で家族や保証人に与える影響にどのくらい差があるかをみてみましょう。

まず競売になった場合は、ご近所など周囲にその事実が知られることになります。これは、裁判所から派遣された執行官が室内の調査に来て、競売物件としてインターネットや専門雑誌に掲載するための写真を撮ったり、落札予定者である不動産業者が家の周りを調査しにくるなど、物件の周辺で明らかに普段と違う動きが見られるようになるからです。

悪徳な不動産業者になると近隣の購入者を探すために、競売物件である旨のチラシを近所に配布するケースさえあるのです。

また、競売後は基本的に強制退去させられるため引っ越し時期は考慮してもらえず、引っ越し費用も自分で賄わなければならないために、満足のいく転居先を探すことが困難になります。最悪の場合、学校や職場の都合上、家族が別々に暮らすことを余儀なくされるケースもあります。

さらに、競売後もローンは残りますので取り立てや催促にあったり、将来的には配偶者や子供が遺産相続として負債を受け継ぐ可能性もあります。残債支払が滞り、子供の学資保険など、子供の将来のために積み立てている保険が差し押さえられることもよくあるケースです。

これだけでなく、連帯保証人や連帯債務者が妻や親など親族の場合は、その人たちの財産(自宅など)や給与、預金口座が差し押さえられるなど、個人の事情により様々な影響が考えられます。

これに対し、任意売却の場合は周囲に知られる心配はありません し、競売と違って引っ越し時期はある程度、買主に相談することができます。また、売却金の中から引っ越し費用を確保することができますので、金銭的な負担も軽減されます。

また、売却後に残ったローンについては契約者の収入に応じて分割払いに応じてもらえることが多く、残債支払に計画性をもって新たな生活をスタートすることができます。こういった状況で、きちんと月々の支払いを滞りなく済ませ、残債処理に対して真摯な姿勢を見せていくことで、仮に親族に保証人がいたとしても彼らの負担も減らすことができ、財産等を差し押さえられるリスクもほとんどなくなります。

実際、当社はこれまで多数の任意売却に携わってきましたが、売却後に引っ越しで家族が離れ離れに暮らさなければならなくなった事例も、保証人の財産が差し押さえを受けた事例も一度もありません。

この他、住宅ローンの契約内容や債務状況、保証人の状況によって家族や保証人へ与える影響は異なってきますが、事前に専門家に相談をすることでリスクを回避できる方法はありますので、なるべく早めに相談することをおすすめします。

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