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 公開日: 2016-02-01  最終更新日: 2016-09-01

投資マンションのローン破綻

投資マンションのローン破綻

任意売却で扱う物件の中には、投資用マンションといったものがあります。
投資マンションを所有されている人というのは、大手企業に勤務される方や公務員といった、比較的収入が安定している方がほとんどです。

こういった人達がなぜ破綻してしまうのか・・・。
リストラ、失業など給与の減少といった一般的な破綻理由ではなく、家賃収入の確保ができなくなったことが主な理由にあります。

しかしながら、1件くらいの所有であれば、マイナスが生じてもそう大きな損失にはなりませんし、それなり収入がある方ばかりなので、破綻にまでは追い込まれることはありません。

実は、破綻される方の多くは、4件、5件といった複数所有されていていることで、大きなマイナスとなり、破綻に追い込まれているのです。

なぜ、複数もの物件を所有してしまうことになってしまったのか・・・。

投資用マンション1件当たりの儲けは、せいぜい月に2、3万円程度のものです。
しかし、少ない儲けでも、儲かっている以上、嬉しいもので、つい投資家気分になってしまいます。

1件目の購入後まもなくすると、親しくなった投資会社の営業マンが必ずまた歩み寄ってきます。
「もう一件買いませんか・・・」と言ってきます。

その理由として、営業マンが言う言葉は2つ。
・「もっと儲けましょうよ」
・「リスク回避になりますよ」

月に2、3万円の儲けではゴルフに1回行けば無くなってしまいます。
その程度の儲けであれば、購入後しばらく経つと、もっと儲けたいと思うのが人の自然な心理ではないでしょうか。
儲かっている時期に、「もっと儲けましょうよ」と親しい営業マンから言われれば、ついその話しに耳を傾けてしまうものです。
また、「リスク回避になりますよ」とは、空室問題なで家賃収入がなくなった場合に備え、その補填としてもう一件購入したほうがいいと言うものです。
そう言われれば、なんだか自分の為に言ってくれているような気持ちにもなります。

儲かっている時期にもっと儲けたいという人の心理と、リスク回避の為という二つの側面から営業されれば、購入を検討する方は、決して少なくないのではないでしょうか。

こういった投資会社による営業マンの歩みよりは、一件目の購入時から数年以内に行われ、同じような築年数のマンションばかりを複数所有してしまうことになってしまいます。
そして、時が経てば、マンションもリフォームが必要になったり、家賃の減額も必ず生じます。
また、サブリース契約をしているような場合、その契約期間が満了すると同時に家賃保証は減額されます。
家賃収入の減少が複数いっきに行われれば、当然そのマイナスは大きなものになってきます。
投資マンションの破綻の背景には、実は複数の所有が原因にあったのです。

テレビCMや雑誌やネットで紹介されるような投資マンションは、投資する金額の割には、非常に儲けの少ない商品であることに気付いてください。
くれぐれもその儲けを補うためにまた、新たな投資マンションを購入することだけは、やめられた方が良いかと思います。

以上、「投資用マンションの破綻理由」のお話しでした。

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