コラム

 公開日: 2018-02-17 

断熱リフォームは家全体で施工するべき?



どうも。
快適は室内空間を演出する匠のあおかわです。

皆さんご承知の通り、我が家は低断熱の無駄に大きな家です。これね、無駄にデカいってことは無駄な暖房計画をしているにも繋がるんですよ。

暖めなくてもいいゾーン(部位)を暖めるわけですから、暖房費は無駄にかかっています。

 ぼくの家はLDK26帖の無駄な家。をどうぞ。

我が家には文明の利器である床暖房が設置してあります。が、こいつにも問題が・・・。
冷めるのが早い。

メインの暖房は開放型の10帖用ガスファンヒーター。コレ一台で26帖ほどを暖めるわけです。
ま、とうてい無理な話ですが・・。補助暖房である床暖房がメインになりつつあります。

問題は、開放型暖房機で室内空気を暖めてもなぜか寒い。床暖房で床は温かいのになぜか寒い。寒く感じてしまうのです。
床暖房が冷めてくると決まって冷たい何かを感じるのです。
この原因は気流です。原因はハッキリしています。

ファンヒーターによって暖められた室内空気は断熱効果の低い窓に当たり冷たく不快な気流を生み出します。
この気流のせいで我が家はガスファンヒーター、床暖、毛布という方程式から抜け出せなくなっているのです。
原因は他にも無駄にデカいことが挙げられますが・・・。

今日は我が家にもいえることですが、断熱強化を既存住宅に施工する場合、家全体でおこなうべきなのか、部分的な断熱強化リフォームで十分なのかを一緒に考えていこうとおもいます。

理想は全体的な断熱改修




新築住宅だと初めの段階で断熱強化を計画すれば問題はありませんが、中古住宅や既存住宅へのリフォームを検討する場合はそんなわけにはいきません。

理想は家全体の断熱性能を見直し、家全体で断熱リノベーションすることです。
ですが、改修費用、家財道具などの移動、住まいながらの工事・・・。など色々な問題が改修工事にはあります。
(断熱改修は新築時に比べると割高にはなります。付帯する工事が多いのが原因です)

構造体である柱・梁だけを残す大規模な改修工事なら断熱強化は家全体で施工することができますが、多くの改修工事では困難な状態にあります。

断熱目的だけで費用を工面するのは理にかなってない。そう判断することは多いでしょうね。

結局は断熱強化にコスト配分ができず中途半端な断熱改修で終わるのがオチなのです。

中途半端に終わらせないために、部分(部屋ごと)的にする断熱強化する方法があります。家族がよく集まる部屋(LDK)は断熱を強化して快適にすごせるように計画します。
ヒートショック予防には廊下、洗面室、風呂を部分的に断熱強化してあげることで予防にもつながります。

窓を強化するだけでも効果は高い




断熱改修で最も費用が低く抑えることができるのは窓の改修です。
既存窓の室内側にもう一枚サッシを増やすだけなので工事期間も規模によりますが、場合によっては一日で終わります。不快な冷たい気流の発生の防止、窓から入る冷気などを抑止する効果が期待できます。

断熱改修は今後のこともふまえ、効果の期待が高く、コストも低く抑えおこなうことが大切になります。
昔の家の障子のような役割ですね。

断熱改修と省エネ効果


ぼくの家のように低断熱の家では、暖房効果が低いため寒さに耐えることが普通です。
断熱強化をすると暖房費が減り、省エネ効果が期待できるのは当然なのですが、ぼくの家では普段から寒さを我慢する(毛布をかぶるや一枚多く服を着る)ことが習慣化されているので、そこまでの省エネ効果は期待できません。

我慢になれているためですね。

断熱強化をし、室温が上昇し暖房効率がアップすれば多少、省エネ効果は期待できるでしょう。期待するほどの変化はみられないでしょうね。

※普段から暖房をこれでもかっていうほど焚いている方には期待値は高くなるでしょう。

省エネだけに目がいきがちですが、断熱強化の本当の目的は室内温度を上げ快適空間をつくることです。

部屋の断熱性を高めることで暖房室と非暖房室との室温差は低くなります。
暖房停止後の室温の低下も緩やかになります。ということは翌朝の室温もそこまで下がりきらないことになります。

我が家では平均5℃くらいに低下している室温が、10℃前後になるだけでも大きな違いがあります。
短い時間で室温を快適温度にまで上げることも可能になります。
温度差で発生する不快な気流も抑止できればいうことはありません。

また、結露やカビといった低温時の非暖房室で起こる原因を予防することにもつながります。

※気をつけなければいけないのが、断熱強化をした部屋と非断熱強化部屋との温度差が大きくなる場合、結露などを誘発する恐れがあります。
できれば1F単位などでおこなえればベストではあります。バランスが大切ですね。

まとめます


断熱強化は何も家全体で施工する必要はありません。
バランスよく断熱効果を計画し、コストをできるだけ抑えながら計画することが大切になります。

あとがき


暖かい家。涼しい家をつくるのはとっても簡単です。予算を掛け断熱性をドカンと上げてしまえばOKなのですが、これでは住みやすい家はつくれません。

コスト配分、何が重要なのか、住まい手が求めているものは何なのか・・・。
色々なことを考察し、優先事項を決め、適切に施工することが重要です。こんなことを書いていますが、我が家で断熱強化リフォームを計画する場合を考えるとゾッとします。

コスト、優先部位、付帯工事・・・。もしかすると断熱工事が最優先ではない可能性もあります。寒い家だから断熱強化をすればいいとは限らないのも事実です。

お風呂場の痛みが気になるので優先順位は変わる恐れ大です。
妻とぼくの意見もま~そろわないでしょう。
どうせやるなら・・・。な意見の衝突が予想されます(笑)

何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

それでは
花粉の季節到来ですでに鼻声全開のあおかわでした。

鼻うがいしましょうね。

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