Q&A(このプロの回答)

生木を貼った家の外壁のメンテナンス
築6年の戸建て住宅に住んでます。
建てるときに外壁にちょっとこだわり、生木を貼って使ってます。
やはり加工品のサンディングと違って、手作り感の雰囲気もあり、この判断は正解だったかなと思っています。
木材は海外産の針葉樹を防腐・防虫処理したもので、築後も一年に一回ぐらいのペースでステイン(主にキシラデコール)を塗るといったメンテナンスを自分でしています。
ただ、さすがに6年も経ってくると表面の劣化が目立ち始め(特に南面の直射日光に当たる部分)、色合いもだんだんと黒ずんできました。
やはり、個人でステインを塗るという程度では、メンテナンスとしては不十分なんでしょうか。もし、プロの方にお願いするとしたら費用はどの程度かかるのでしょうか。
また、こういう生木を使った外壁の寿命というのはどのくらいだと思っておけばいいのでしょう?
それからステインで、キシラデコール以外にお薦めのものがあれば教えていただければありがたいです(キシラデは値段も高いのですが、それなり高品質なのかと思ってますが、もっと低価格でも良いものがあれば試してみたいです)。
投稿日時:2010-07-29 10:38:19
住宅

小林良洋 こばやしよしひろ

小林良洋の回答

外壁に使われた製材の塗装について

結論から申し上げますと、防腐・防虫加工された外国産材に塗装の加工を加えたものの耐久性は判りません。

変色については、より濃い色を塗ってい行くという方法があるかと思います。

防腐・防虫対策としては、ひげおやじさんが行われている対策で十分すぎるのではないかと思います。
但し、外国産材については、一般的に丈夫と言われていても日本にいる腐朽菌に弱いものもありますのでご注意を。
「ボンゴシ材を使った公園用木橋の落下について」
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/etj/setugo/199909Mokkyo/200002MokuzaiKougyou.NaigaiJyouhou.html

それよりも塗料に入っている常温常圧で大気中に容易に揮発する揮発性有機化合物の吸い込みにお気を付け下さい。

マニアックですが、安全で安価な国産塗料として、アトリエベルの鈴木光明さんの製品がいいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/marusugi_2006/e/0b571f0e8c3d88a5cca95b4216b93723
「森の家」で使いました。
http://www.arch-koba.com/article/13561216.html
ちなみに鈴木光明さんは無塗装派です。理由は、一度塗ると塗り続けなければならないからです(笑)

外壁木材の耐久性ですが、スギで言えば、私たちは口伝えで「一分十年」と言ってきました。要するに3mmの厚さなら10年ですね。ですから、6分なら60年と言っています。

80~120年位たった古い建物を改修することがよくあるのですが、戦前の丸鋸製材が使われている外壁の場合、薄くなって穴が開いているものがあります。「よく頑張ったなー」と感心するのですが。

最近、防耐火や蟻害防止のために液体ガラスを塗ることもありますが、自然循環の中で考える時、これでいいのかなと思うことがあります。

色を付けたいのであれば、塗装してもいいと思います。また無塗装であるならば、洗いを掛ければきれいになります。但し、洗うとどうしても少し木肌が荒れます。

参考にしてください。

回答日時:2010-08-20

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