コラム

2015-07-26

「かかりつけデザイナー」を持つことの有効性とは

「かかりつけデザイナー」とは

日常を健康に過ごすには「かかりつけのお医者さん」を持つことがひとつの方法といわれます。自分の健康状態をよく知っているお医者さんが近くにいるということは確かに有効な方法でしょう。
企業のデザインにも同じようなことが言えます。
その企業の業務内容や特長をじゅうぶんに把握し、阿吽の呼吸で様々な販促活動をサポートしてくれるデザイナーがいればどんなに心強いでしょう。

介在するデザイナーの数が多いほどイメージがばらつく

商品を企画し、製造、販売、販促といった一連のビジネスラインの中で、その段階毎に必要とされるアイテムのデザインがありますが、通常これはそれぞれの会社や複数のデザイナーが担当します。
例えばパッケージはパッケージが得意な印刷会社のデザイナー、パンフレットはまた別の印刷会社のデザイナー、広告は広告代理店のデザイナー、WEBサイトはWEBデザイナーといった感じです。
いくら商品のコンセプトがしっかりしていてもそれぞれの段階で複数のデザイナーがかかわれば必ず人数分のばらつきが出ます。さらにそこにカメラマンやイラストレーター、そしてクライアント自身の意図までが入り込めばその傾向は余計顕著になってくるでしょう。
また、コスト優先主義でいつもデザイナーをころころ変えてしまうのも同じ現象を生むことになってしまいます。

じっくりつきあえるデザイナーを見つける

デザイナーの人数が増えれば増えるほどイメージがばらつくわけですから、ひとりのデザイナーがすべてを担うことができれば、ばらつきを最小限に抑えることができるはずです。
ところが、様々な段階のデザインに対する知識や経験を持ち合わせたデザイナーというのは、それほどたくさんいるわけではありませんし、見つけ出すのも困難でしょう。さらに、クライアントの扱う商品にもある程度精通する必要もあります。ただ、すべての段階を実際にこなすことは無理でも、ある程度どの段階でも知識を持っていたり、自分で写真を撮ったり、イラストも描くというデザイナーはいないわけではありません。
そういう状況から、理想に近いデザイナーを見極めるにはある程度つき合いだしてからの時間や仕事の回数が必要になることも考えられます。
いくら優れたデザイナーであっても、そのクライアントと初めて仕事をするときに100%の力を発揮できることは少ないからです。いくつも仕事をしていくうちにそのクライアントのビジネスを理解し、一緒に考えていけるようになるはずです。

デザイナーによってはイメージがいつまでも合わないことがある

デザイナーだからといってどんなテイストでもこなせるわけではありません。もちろん個人差があり、いろいろなものをこなせる人や、限られたイメージのものしかできない人など様々です。そのデザイナーのもっているテイストがたまたま合わないことがあってもなんの不思議もありません。スポーツでも音楽でも人間の表現することには得手不得手がありますので、そんな中からイメージの合うデザイナーを捜し出す必要があります。
ただ、闇雲にいろいろなデザイナーを試してみるというのは実際不可能ですし、何社かにプレゼンをさせるというのはいろいろな意味で賛成できません。(プレゼンに賛成できない理由はまた別のコラムでご説明します。)

相性の良いデザイナーを見つける方法とは

では、どの様にしてイメージの合うデザイナーを捜せばよいのでしょうか。
最も簡単な方法はそのデザイナーやデザイン会社のホームページを見ることです。
ホームページには様々な実績が掲載されているはずですから、それをまず見てみましょう。デザイン会社の作品例はそのままその会社の能力だと言っても過言ではありませんので、そこを見ればまず間違いありません。

良いデザイナーが見つかったときはじっくりつき合う

良いデザイナーが見つかったときは、最初からいきなり結果が出ないこともしばしばありますが、結果が出ないのはデザインのセイばかりとは限りませんので、他に原因がないか、デザインと他の要素がちゃんとかみ合っていたか、など様々な検証が必要です。その検証にもできればそのデザイナーに加わってもらうのがいいでしょう。そこでいきなりコンサルティング料などという話を持ち出すデザイナーでは長くつき合うことはできませんので、正直に長くつき合っていきたいのでそういう相談にも乗って欲しいと伝えればいいと思います。
それでもそれに対して料金を請求されるようなことはあまりないと思いますが、それを支払ってでもつき合っていく価値のあるデザイナーかどうかをしっかり見極め、対応すればいいとおもいます。

そのデザイナーとの信頼関係を構築することが大切

イメージの合うデザイナーととことんつきあい、デザイナーもそれに応え、その企業を研究し、理解し、良いデザインを提供する・・・・、そういう企業とデザイナーとの理想的な信頼関係が築けたとき、ビジネスは前に向けて動き出すはずです。それでビジネス全体が成功するかどうかは他の様々な要因もかかわってきますので一概には言えませんが、少なくとも前に動き出すことは間違いありません。その結果他の要因にも良い影響や循環が現れてくればビジネス自体の成功も確率の高いものとなるはずです。
そういうデザイナーを見つけ「かかりつけのデザイナー」としてビジネスのブレインとすることは成功への出発点といえるかも知れません。

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