コラム

2012-09-06

企画デザイン担当者と営業担当者 3

今回は反対の立場、営業サイドの検証です。

前々回にこんなことをあげていました。
「納期の無理を聞いてくれない」
「企画デザインフィーが必要以上に高い」
「先方の要望を満たすデザインになっていない」
「いちいち説明しなくても渡しただけで相手に伝わるようにして欲しい」
「相手が言う以上は修正も仕方がない」
「進行の段取りを決めても得意先の事情があるので少々の無駄は仕方がない」
「いくらいいデザインといわれても相手が納得しなければ仕方がない」
「デザイナーとしてのスキルを上げて欲しい」

では一つづつ検証です。

「納期の無理を聞いてくれない」
ーーーーこれは聞いてくれないのではなく、これ以上聞けないのです。世間のデザイナーは夜中まで仕事をすることが当たり前のように考えている営業マンがいまだにいるのは確かです。逆に、時間の管理が徹底していて残業はダメ!というような会社は聞こうにも聞けません。ーーーー

「企画デザインフィーが必要以上に高い」
ーーーー元もとその仕事に対するデザイン料が適正かどうかというのは双方の立場が違うので、折り合うはずがありません。それは別にデザイン料に限ったことでなく、外注や下請け全般に起こってくる感覚です。ですからデザイナーは営業マンがこう言っても当たり前のことだと聞き流す方がいいのかもしれません。ーーーー

「先方の要望を満たすデザインになっていない」
ーーーーこれは非常に難しい問題です。まず、先方の望むものがいつもいつも正しいと思っていること自体が間違っています。先方は別に優れたデザイナーでもなんでもないわけですから、単に好みをいっているだけです。その好みに合わすのか、それともそれよりもこっちの方がいいですよとデザイナーの意見を押し通すのか。それは相手との信頼関係や力関係によって決まるものですから、デザインの善し悪しに関わるものではないのです。
ただ、元もとレベルが低すぎて箸にも棒にもかからんというのは論外です。ーーーー

「いちいち説明しなくても渡しただけで相手に伝わるようにして欲しい」
ーーーー基本的には正しいでしょう。デザインというのは本来説明して相手に理解させるものではないはずです。説明しなければわからないようなデザインでは、クライアントはおろかエンドユーザーに訴求できるわけがありません。ただ、営業マンもだからといってできあがったデザインをただ先方に渡すだけでは、あまりにも芸がありません。その場面こそ営業マンたる力を見せるところですから。ーーーー

「相手が言う以上は修正も仕方がない」
ーーーー少しは当たっています。ただ、仕事を効率的に進めるということはデザイナーのためだけでなく、営業マンや製造担当者、強いてはクライアントにとっても非常に大切なことです。ですから営業マンがその仕事全体がいかに効率よく進むかを考えて、先方をその方向に誘導することも大事です。ーーーー

「進行の段取りを決めても得意先の事情があるので少々の無駄は仕方がない」
ーーーー事情があるのは先方だけではありません。デザイナーや製造担当者にも事情があります。その仕事に携わる人すべてが効率のよい進め方を考えてこそ、スムーズに事が運ぶのです。ーーーー

「いくらいいデザインといわれても相手が納得しなければ仕方がない」
ーーーーそんなことはありません。たまたまその仕事では相手が納得してくれなくても、デザイナー自身が自分として精一杯やっとと思える仕事であればそれはそれで合格点かもしれません。ーーーー

「デザイナーとしてのスキルを上げて欲しい」
ーーーー確かに問題有りのデザイナーもたくさんいます。そしてそれと同じくらいの割合で問題有りの営業マンや問題有りのクライアントも存在します。ですから当てはまる場合とそうでない場合があります。ーーーー

したがって双方の言い分を考えると、どちらもそれなりに不満を持っていて、どこまで行っても平行線のようにも思えます。

ではこの双方の意見をどう集約すればいいのでしょう・・・。

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