コラム

 公開日: 2014-02-08 

自閉症の私と、自閉症の心理学の研究で見えてきたもの

ある時私は、自分が自閉症である事に気づきました。

自閉症かどうかは、他人が一見しただけではわかりませんし
本人も気づいてない場合が殆どです。
また、私の言う自閉症は病的なものではなく
ただ程度の差があるだけで
誰しもが持ち合わせてるような、その人の性格や特徴のようなものであり
それを単に自閉症という言葉で表しただけのものだと思って頂ければ結構です。

どのような事でもいいですが、皆さんそれぞれ
そうしなければ気が済まない、これだけはどうしても納得出来ない、譲れない
気になって仕方がない、このやり方でないと落ち着かないというような
およそ他人には理解されにくいであろう、強いこだわりはないでしょうか?

どんなに時間がなくても、例え病気で寝込んでいようと
それをせずにはいられない、やらずにはいられないといったものですね。

一見ただの性格や個性で済まされるようなこれらこだわりも
実はみな、自閉症の特徴から来てるものなんですね。
だから自閉症は程度問題であり、誰もが持ち合わせてるものだと言ってるのです。

もちろん実際自閉症の特徴を基に
その人の性格や行動の動機となる部分を見事に説明出来るからこそ
この言葉を使用しています。
厳密に言えば、現段階では自閉症という言葉以外にピタリと合う言葉がないので
便宜上用いてるだけの事であり、特に深い意味はありません。
反面、語弊を招きやすいという事ですから
使用する際は慎重に用いなければいけないのですが
なかなか説明するのに難しく、どのような言葉を用いるのが良いのか
現在も試行錯誤してる状態です。

言葉の扱いについてはともかく
このような経緯から、私は自分の事を研究し、自分を知れば
自閉症の事が分かるのではないか、解明出来るのではないかと思い
自らの自閉症の特徴やこれまでの経験から
自閉症と心の関連の研究を続けています。

そして自閉症と認知症との関連
更には依存症との関わりまで解明する事が出来ました。
この3つは深い所で大きく繋がり
同じ働きをしていた(同じ機能、同じ仕組みだった)のです。
果ては適応障害や摂食障害にまで、全てに関連付け出来るのです。

ただ私が懸念してるのが
この研究によって自閉症の特徴の理解が広がるに連れ
自閉症という言葉だけがひとり歩きしてしまい
何でも自閉症自閉症と安易に口にするだけの風潮から
自閉的な特徴に対しての真の理解が妨げられる事です。

人をからかう目的や面白半分に
はいそれ自閉症とか、笑い話のネタにされてしまう事。
笑いのネタとして使用される事。
これだけは本当に避けたいのです。

自閉症という言葉は
他に代わりになる言葉が見つからないから使用してるだけであって
ひとり歩きした言葉から、イジメに繋がるような事があってはなりません。

私の言う自閉症とは、その人が自閉症かどうかというより
その人の持つ自閉症の部分がそうさせてるといった
行動や思考に関わる部分の事を指してそう言ってます。

ですからこの人は自閉症でこの人は違うというように区別する事は出来ませんし
自閉症を病気や機能障害のように扱ったり
人をからかうような使い方も間違いです。

私は自分自身が自閉症である事に気づいた事で
これまでの心理学では解明出来なかった分野についても知る事が出来ましたし
何がその人をそうさせてるのかを、自閉症の心理学を用いてほぼ説明する事も出来ます。
これはあらゆる心理、人の行動についてを解説出来る程の大きな発見でした。

特に私の場合は、自分がそうだからこそ
自閉症の事がよくわかるのです。
自分が自閉症でなければ(その特徴が強くなければ)
話を聞いても理解するどころか、知る由もなかったでしょう。

私の両親がそうであったように、現在子育て中の親御さん方も
本当に大変だと思いますよ。
理解に苦しんでらっしゃると思います。
この苦しみが、事件性のあるような社会問題にまでなってるのですから。

本人も、周りの人間もわからないこの自閉症という心の問題に
私が自身の症状を追究していく事で
皆様の心の負担の軽減と、更なる心理の解明に繋がると思いますし
広い理解にも繋がるのではないかと考えています。

ただ私が、自分の自閉症の特徴を例に挙げて説明するのは
私の特徴はこうだとか、私の症状を知っていただきたいからではなく
そうした方がより具体的に、皆様にわかりやすく伝わるのではないかと考えるからです。

自閉症の特徴や症状は、人の心理や行動そのものであり、心理学の根底にあるものですから
何も私だけが特別なのではありません。

私はこの研究によって、皆さんそれぞれに合わせた心理カウンセリングのご提供と
少しでも自閉症の心理学が社会に普及浸透し、皆様のお力となれるよう
これからも努力してまいります。

また、私の活動に関心のある方や協賛いただける方
自閉症の心理学について詳しくお知りになりたい方は
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。



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