コラム

 公開日: 2014-09-30 

心の正体―その1 『意識と心の違いについて』~我思う故に我ありを紐解く~

わかった、心の正体、その本質について。

一言で言うと、心って“感覚”なんじゃないかな。

よく心と体なんて言いますが
そもそも私たちの身体は様々な物質が集まって出来た物であり
もっと言えば元素の寄せ集めで構成されてるに過ぎません。

どんな元素であっても元は素粒子などの量子ですし
素粒子は宇宙やどこにでも存在しています。

生命体である私たちの身体も元は同じ、ただの物質なのに
どうしてそんな物に心なんてものが存在するのでしょうか?

心とは何かを考える時に、意識の存在は欠かせません。

私たちは意識によって、自分を形成してるもの
つまり自分というものについて知る事が出来ます。(自己認識)
でないと物質レベルで見た場合、空間を構成する物質と見境が付かず
どれが、どこまでが自分なのかわかりません。

このように意識がないと自分すらわからない状態ですが
だったら意識が心なのかと言うと、意識と心はその性質が違います。

細かく説明すると収拾がつきませんので、一部を掻い摘んでお話しますが
実は生命体でなくても、機械や物質、宇宙といった空間にまで意識はあります。

川の流れや台風の進路など、自然現象を考えてみても
まるで意思でもあるかのような動きに見えたり
ロボットのような機械制御で動いてるような物でも
その動きや外見さえ生命体に見立てれば
自分という意識があって動いてるようにしか見えません。

ですから何か形あるものという枠組みさえ外してしまえば
意識は物質であろうと何であろうと、そこに在るのです。
ぬいぐるみやお人形さんでも、動いてないから意識がないのではなく
見た目には動いてなくても意識は在るんですね。
(だからといってそれが生命体なのではなく、有るのではなく在る)

大いなる宇宙の意志なんて言葉(あるいは運命といった類の言葉)があるように
やはり宇宙にも意識はあるわけですが、宇宙には自分という感覚がありません。

感覚がないので、これが自分であるという認識はしてませんし(出来ない)
何が自分なのかという自己認識がなく、ただ存在してるだけです。

“我思う故に我あり”とは、まさにこの事を言い表してる言葉であり
我を思えるような感覚があるから自己認識出来るのであって
感覚がなければ、これが自分であるという認識は出来ません。
そして自己認識出来るからこそ(感覚があるからこそ)個体という識別も出来ますし
識別出来るからこそ、そこに心が生まれる(生じる)のです。
(心が生まれる理由の詳細は、心の正体その2で解説します)

ただ意識はありますから、何か意志があって動いてるように思えたり
それが運命のようなものだったり、意思でも持ってるかのように感じたりするわけですね。

つまり、意識=心ではなく
感覚がない、自己認識出来ないものに心はなく
意識はあっても、宇宙や物質には人間のような心はありません。

このように意識と心を分離して考えれば、意識はどこにでも何にでも在るわけですが
では心とは何かと言うと、先程からお伝えしている、“感覚”だと私は思うのです。

この先は長くなりますので
次回に分けてお話致します。


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