コラム

 公開日: 2015-01-20 

万引き・つまようじ混入騒動の犯人が超余裕で捕まったのはなぜか?

ネット動画投稿の万引き、つまようじ混入事件が騒動になってから
早くも犯人が捕まりました。

犯人は警察は無能であり、自分は捕まらないと豪語してたはずなのに
なぜこんなにも早く逮捕されたのでしょうか?
今回はその背景にある心理を探っていきましょう。

このような事件でよく言われるのが
犯人の生い立ちや心の闇、その人物像についてですが
そんな事は私が探るまでもなく、取材などを通していずれ見えて来るでしょうし
別に心理学に精通してなくても大体わかると思います。

ですから心理と言っても犯人の心理ではなく
犯人と警察、事件そのものに対する心理戦についてを見ていきます。

犯人は自分が起こした騒動によって次第に注目され
もっと脚光を浴びようと騒ぎを大きくし
自分は捕まらない、警察は無能だなどと挑発行為を繰り返してました。

なのにこんなにもあっさり捕まったわけですが
実はこの時点で犯人は心理戦に敗北してたのです。

その敗因は何かと言いますと
自分の事しか見えてなかったという事。

そもそも警察はこんな挑発行為には乗りません。
淡々粛々と捜査を進めるだけですし
情報公開や指名手配によって、情報提供者(協力者)も現れるでしょう。

しかし犯人はその事に気づけなかったのです。

自分の事しか見えておらず
自分の知らない所で周りがどう動いてるかなど気づきもしなければ
自分の動き(騒ぎ)によって周りが動かされてるわけですから
まるで自分が何もかもコントロールしてるかのように錯覚してたわけですね。

「神以上の存在」という発言がまさにその事を表しています。

警察や情報提供者は犯人の動きに合わせて(乗せられて)動いてるのではなく
犯人の思いもしないようなところから独自の視点で
犯人逮捕に向けて各々動いてるのです。
だから今回の逮捕は本人も意表を突かれたのではないでしょうか。

何せ自分が追い詰められてる事に気づかず
自分の思いもよらぬところから突然幕を下ろされたわけですから。

つまり犯人は自分の感覚だけしかなかったという事。
自分が中心であり自分が全てという、自分だけしか存在していない感覚。

人は自分にない感覚はわかりませんし
わからない事は意識する事も気づく事も出来ません。

ですから相手がどういう動きをしてるのかなんて
全く自分の想像にも及ばないんですね。

犯人が超余裕をかましてる間に警察や周りの情報提供者は
犯人が思いもよらない動きでいつの間にか犯人を追い詰めてるわけです。

人は自分の死角から迫る危機に、警戒する事も対応する事も出来なければ
自己中心的であればある程、危機感や警戒心といった感覚を持てません。
つまり自分の世界(感覚)の中だけで生きている。
これが今回あっさり犯人逮捕に至った心理戦の敗因であり
犯人は最初から自分に負けていたという事です。

もちろん挑発行為や騒動を起こす事が目的(動機)ではないでしょうから
何か自分の中での目的があり、周りは目に入ってなかったので
このような早い逮捕に結びついたわけですけどね。
でなければ犯人が本気で計画的に
相手の存在まで視野に入れた情報心理戦として騒ぎを起こしたものなら
未だ犯人逮捕には至ってなかったと思います。

人の心理とは感覚の違いによって、同じ内容でもどうなるか展開も変わって来ますし
そこに目を向ければ事件の真相など、様々な背景が見えて来るわけです。

ちなみにオウム真理教による地下鉄サリン事件。
この背景にあるものは何なのか、皆さんはお分かりでしょうか?

これも人の心理を紐解く事で、その背景が見えて来ます。


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