コラム

 公開日: 2015-09-23 

常識すら覆す、認知療法の効果を十分に発揮するためには ~笑えないお殿様でも認知療法で笑わせる~

全く笑わないお殿様をいかにして笑わせるかのお伽話では、様々な方法でお殿様を笑わそうと試みますが
自分が何かひょうきんな事をして笑わせるのか、それともくすぐったりして物理的に笑わせるのか
あるいは幸せな気分になってもらって自然な笑みを引き出すのか、やり方は様々です。

このように世の中の悩みや問題解決の手法も、いろいろと試行錯誤してみる事が大事なんですね。

見事お殿様を笑わせたらご褒美を頂けるのですが
何でも最初からやり方をわかってたら苦労はしませんし
笑わせるという言葉の先入観で、とにかく相手が笑うように仕向けるだけではいつまでも笑ってくれない。

つまり自分の思い込みや先入観を捨てて視点を変えてみる事で
今まではどうしても困難だった目標目的達成にも結び付くという事。
一つのやり方だけしてても結果はいつも同じにしかなりません。

やり方を変える、つまりものの見方や捉え方を変える一つの方法が認知療法です。

認知療法で捉え方を変えたからといっていつも上手くいくとは限りません。
しかし何でもやってみなければ上手くいくものも上手くいきませんよね。

認知療法の十分な効果を得るためには何でも反抗するのではなく
まずは素直である事、とにかく素直に受け入れてみようとする努力が必要です。
常識や固定観念を取り払い、いろんな視点、いろんな角度から見てみる事。

お伽話のお殿様の話でも、いくら笑えないからといって自分から笑おうとする努力を放棄して
相手に笑わせてもらおうとしたり相手が笑わせてくれる事を期待してるだけでは
本来ならとっくに笑える事でも笑う事なんて出来ません。

自分が放棄した努力や負担は他の誰かが負担する事になり
負担しなければならなくなった者は他人の負担による苦しみから問題ばかり起こすようになって
廻り回って結局は自分が苦しまなくてはならなくなるんですね。

しかしそれは、元々自分が負担しなければならなかった、自分が放棄した分の負担でしかありません。
むしろ人に任せた負担は大きくなって自分の元に返って来るのです。

この苦しみの悪循環や問題を解決するには視点を変える事が必要だと言いましたが
視点を変えると言っても自分の力ではどう変えていいのかなんてわかりません。
それは自分の姿は道具を使うなどしなければ自分ではわからないように
他者を通してでないと気づけないのと同じだからです。

ではこの視点を変えて気づかせてくれる他者の存在。
それが心理カウンセラーであり、心理カウンセラーは認知療法を用いて新たな視点に気づかせてくれるんですね。
ですから優秀な心理カウンセラーは認知療法を心得てる必要があります。

もちろん一般の人でも気づかせてくれる存在とは成り得ますが
やはり認知療法を心得てないのでなかなか現実には難しく、口論か気まずくなって終いなのが関の山ですし
いくら優秀な心理カウンセラーであっても同じ人間ですから
やはり同じ様に自分だけの目線では物事を解決に導く事は難しいのです。

だからお互いそれぞれに努力が必要だと言ってるんですね。
全部相手任せ他人任せではお殿様の話のように一生かかっても笑う事なんて出来ません。

自分の努力は自分の努力。
その上で他者の協力を得ながらお互い支え合い、助け合いでようやく問題が解決に結び付くのです。
自分が自分の努力を放棄してしまっては、一生かかっても笑顔になんてなれませんよ。

私と共に、皆で一致団結し、困難な問題でも一緒に乗り越えていきましょう。
その先にはきっとあなたの自然な笑みが溢れてるかもしれませんね。


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