コラム

 公開日: 2016-05-07 

記憶の仕組みの解明 ~他人が他人の記憶にアクセスする?“人工知能問題”と“デジャヴ”について~

皆さんは記憶ってどこにあると思いますか?
きっと脳内に蓄えられてると思われてるかもしれませんが
実は記憶は脳内に留まっているわけではありません。

私もいよいよ記憶の仕組みを解明するまでに至ったのですが、その中でわかったのは
人の記憶もコンピューターと同じく、同期を取ってるに過ぎないんですね。

そもそも記憶とは何かというと、“情報”なんです。
もっといえば電気信号なんですが
記憶は憶えてるものではなくただ同期を取ってるだけで
同期がズレれば(失敗すれば)その時点で自分の記憶ではなくなります。

では自分の記憶ではなくなった記憶はどこへどうなるのかと言いますと
自分の脳内から飛び出してその場に留まってるんですね。

実際には絶えず変化して動き続けてるのが物質の世界(物理法則)ですから
本当にずっとその場に留まってるわけではありませんが
自分の記憶ではなくなっただけで、ただ周りの環境(状況)とは常に同期を取り続けてるんですね。

だから記憶その物(情報)はその場に留まってるわけです。
もの忘れとか記憶を忘れるというのは、自分の記憶として同期を取っていたものから同期がズレただけ。
それで自分の記憶ではなくなるので忘れたという状態になるのです。

また同期が取れれば思い出せますが、取れなければそのまま忘れた状態に。

そしてこの全く同期が取れなくなった状態がいわゆる認知症の状態なのですが
やはり認知症もコンピューターと同じ、(脳の)機能障害の一種であり
正常に機能しなくなって新しく物が覚えられない(同期が取れない)だけであって
同期の取れている過去の記憶はしっかり憶えています。

ですから認知症は思い出せないのではなく、新しい事を憶えられないと考えた方が自然でしょう。

結局思い出せずに忘れた事は忘れたんだから、この説明も理屈っぽいだけと思われるかもしれませんが
物事は突き詰めるとどうしても理屈っぽくなるのです。
何せ理屈を追究すればこそ事の詳細が見えて来るのですから。

そしてもう一つ、この記憶のメカニズムによって起こる不思議な現象に、“デジャヴ”という現象があります。

皆さんも経験した事があるかと思いますが
過去に体験した記憶と全く同じ体験をしている感覚に陥る、錯覚のような現象。

このデジャヴも、記憶がその場に留まってるからこそ起こる現象であり
同期が取れた(戻った)時点で改めて体験している感覚として思い出すので
過去にも同じ経験をしたなぁと感覚で記憶を思い出すのです。

つまりデジャヴとは感覚記憶だと言えるでしょう。

例えば普段は全く忘れていても、愛着や思い入れのあるものに触れると突然記憶が蘇ったりするのもそうですし
ある場所や同じ状況(似たような環境)に出くわすと
前にもここに来た事があるぞ、そういえば前も同じ事をしたなぁ
またあの時と同じ事を言ってるわなんて思い出す事がありますが、これもデジャヴの一種です。

つまり記憶は自分の脳内だけに留まってるのではなく、対象物その物に宿ってしまう事もあれば
そこに記憶が留まってるからこそ同期が取れた時点で(かつての自分の記憶と重なった時に)自分の記憶として思い出すんですね。
(対象物といっても環境だったり事象だったりしますので、必ずしも何らかの物質であるとは限りません)

普段は常に同期が取れているだけで、同期が取れなくなると忘れた(思い出せない)状態となり
同期が取れるとまた記憶は元に戻る。
これが記憶の仕組みです。

いかがだったでしょうか。
かなり難解で難しかったと思いますが、難しく考えなければ人の記憶もコンピューターと同じ仕組みで構成されており
記憶とは情報であって電気信号(電子の情報)なんだとお考え頂ければ
認知症やもの忘れも単なる老化現象だったり記憶障害なのではなく
“機能障害”を起こしてるんだという事がおわかりになるかもしれません。

そしてまた、記憶は脳の中に留まって存在しているのではなく
全体記憶や空間記憶として個人の脳内を飛び越えて存在し、その情報が蓄えられているのです。
(実際には脳内にメモリーとして蓄えてられてますので、記憶は脳内にあるといっても間違いではありません)

ですから自分の記憶だと思ってるものは、実は自分の記憶であって自分だけの記憶ではないと言えるんですね。

これがもしかすると近未来、他人が他人の記憶にアクセス出来るような時代がやって来て
記憶という情報を皆が共有して自由にアクセスする事が出来る
今話題の人工知能を応用した技術が確立し、コンピューターによって人類が支配されるなんて話題に繋がってるのかもしれません。

ただ現在においては通常自分の記憶は自分以外は同期が取れないので他人にはわかりませんし
自分の記憶だと思ってるものも実は自分の記憶というより
その場にある情報にアクセス、コンタクトして同期を取ってるだけのものを自分の記憶だと思い込んでるだけなのです。

だからデジャヴという現象もこれまでの記憶の仕組みの捉え方では解明出来なかったんですね。

ちなみに幻覚や幻視というのも、同期が取れてしまうからこそ記憶にリンクしてそう見えてしまう現象なのかもしれません。
つまり幻視に限らず、実際に人が見ているものや目にしているものすら全ては同期やリンクによるものなのかもしれません。
(それが<思い込み=自分の記憶>として定着してるだけ。他の人も同じように共有してるので全体としてそう見えている)

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“心理学でエンターテイメントを提供する”
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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