コラム

 公開日: 2011-12-16 

継続は力なりとは、何が力になるのか?

人は何らかの手応えや成果を直ぐに求めたがります。
どんな結果であろうと直ちに何かを得られなければ
不安にもなりますし、直ぐに諦めてしまうのです。

この、今すぐにというのが厄介で
続ける事の大切さや必要性というものが
見失われてるように感じてなりません。

最初から何でも、直ぐに結果がわかったり成果が表れたら
苦労も不安も少なくて済むでしょう。
そんなわけはないと、頭ではわかってるんですが
やっぱりどうしても何か実感が欲しい。

でないと、自分のやってる事が無意味に感じられるから。
一体何のためにやってるんだろうと
虚しく感じるようにもなってきます。

そうすると最初の目的や
目指してる目標も霞んでしまい
もうやめたと心が折れた状態になるんですね。

これはその人の意思が弱いんじゃない。
もちろんそういう部分もありますけど
やってて何の実感も得られないんだから
これはもうある程度仕方のない事なんです。

ではなぜこのような思考が生まれるのかといいますと
今の日本が、いえ、社会全体が成果主義だからです。
何でも直ちに結果を出さなければならない風潮があるからです。
試験や受験、就職や業績などなど
全てに結果が求められます。

このような風潮は結果が全てであり
思うような結果が出せなければ
それは無価値である。
価値のないものは必要ないと、排除思考が生まれるからなんですね。

これでは結果を追い求めるだけに終始して
何のためにそれをやってるのか、やろうとしてるのか
目的を見失ってしまいます。

しかし物事というのは
最初から何でも上手くいくわけではありません。
長い時間をかけて実力を付け、実績を積み上げ
人であれば信頼関係を築き上げて
そうして強い基盤が出来上がるのです。
心でいえば強い心です。

それには努力が必要です。
スポーツ選手なら優勝を目指して日々努力をしています。
ボーっと過ごしてて、ある日突然才能の芽が出るわけではありません。
才能があっても何の努力もしなければ衰えていく一方です。

つまり、続ける事に意味があり
続ける事で力になるのです。
どんな事でも諦めたらそこまでです。

心の問題であれば、早く解放されるならその方がいいですが
問題を解決するのも、努力をして力を付けるのと同じなんですね。
ただどうやったら早く解放されるか、解決するかじゃないんです。
解決へ向けての努力をする必要があるんです。

最初に何の手応えも得られないからと
諦めたらそこで終いです。
続ける事でどういう力が付いていくのか
これは目に見えるものではありません。
だからなかなか実感しにくいですが
ただ続けるというだけでも
実は物凄い力になってるのです。
物事を続ける事自体が努力なんですね。

私も最初、カウンセラーをやってて
ほんとに人の役に立ってるのか
これで良いんだろうかと
いろいろ悩んでましたよ。
もちろん今でもいろいろと悩みはあります。

だからといってそこでやめてたらどうでしょうか?
よしと思って始めたのに
人の話を聴いて、それでクライエントさんの問題の解決に
ほんとに繋がるだろうか・・・。
疑問や不安を沢山抱えながらも
こうして今まで続けてますが
そこでこんなのやってても無駄だなと感じたら
それこそ今の私はないわけです。

何もわからず手探りしながらですが
それでも着実に力になってるのです。
その時その時にはわかりませんでしたが
最初の頃の自分を振り返ってみると
やはり成長してるんだなぁと実感するんですね。

ずっと手探りなのは、この先も変わらないかもしれません。
しかしそれは、もっとより良くしていこうという意思の表れです。
それが最初に、これはどうなんだろうと諦めていれば
今の成長した私もありませんし
ずっとその時点で留まっていた事でしょう。
もちろん今の自分に満足してるわけではないですよ。

何をするにも努力が必要です。
どの道のプロでも、日々努力を積み重ね、己の腕を磨いてるのです。
プロですら今の成長した自分があるのは
ずっと努力を続けてきた賜物なんです。
環境に恵まれて、運良くプロになれたわけではありません。

これは悩みに対しても言える事なんですね。
悩みを乗り越えるのにもやはり努力が必要であり
運で乗り越えられるなんて聞いた事があるでしょうか?

最初から無理だと何もしないまま
続けてやってみてもいない内から
直ぐに諦めてませんか?

本当にどうしたいかはあなた次第ですが
そうやって直ぐに諦めて
この先良くなるのであれば
私はそのまま諦め続ける事をオススメします。

ですが本気でどうにかしたいとお考えなら
ぜひ努力を続けてみてください。
もしかしたら何の成果も得られないかもしれない。
努力が報われないかもしれない。

でも何のために努力をするのか
まずはそこに焦点を当ててみてください。

私は間違いなく、あなたご自身のためだと思いますよ。

解決しそうかどうかの、手応えや実感を得たいからじゃないはずです。
本当に心の底から解決したいから頑張るんじゃないですか。
他人のために努力するんじゃないんです。

どうかほんとに
自分がどうしたいのか?
この心を忘れずに、私と一緒に問題と向き合っていきましょうね。



ご意見ご感想、あなたの聞きたい事を聞かせてください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。

“心理学でエンターテイメントを提供する”
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



コラムに対するご意見ご感想などお気軽にお聞かせください。
皆様から頂いたコメントやメッセージは励みになります。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望もお待ちしています。


公式ホームページ http://kyotocl.web.fc2.com/
eメール kyotocl@gmail.com

この記事を書いたプロ

京都カウンセリングラウンジ [ホームページ]

心理カウンセラー 宮本章太郎

京都府京都市上京区大宮通鞍馬口下ル東入新ン町602-2 [地図]
TEL:075-432-0901

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
Q&A
セミナー・イベント
お知らせ・注意事項

お電話やメールはカウンセリングの予約とお問い合わせ専用です。その他のご用件には応じられませんので悩み事の相談や営業目的等のご利用はご遠慮願います。FAX機...

商品・サービス

 『安らぎの時間を作る』をコンセプトに、新しいメニュー(新プログラム)の提供を開始致します。その名も「リラックスタイム」(別称:リフラックス)このプ...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
宮本章太郎 みやもとしょうたろう

悩みをじっくり聴き〝心の居場所〟を提供する心理カウンセラー(1/3)

 京都・上京区内、伝統の残る西陣の一角にある静かな佇まい。「京都カウンセリングラウンジ」の宮本章太郎さんがさまざまな悩みに耳を傾けます。「まず、相談者のお話をじっくりお聴きします。身内でも友人でもない第三者に話を聴いてもらうということで、心...

宮本章太郎プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

心と健康に関する情報・知識が豊富です。

会社名 : 京都カウンセリングラウンジ
住所 : 京都府京都市上京区大宮通鞍馬口下ル東入新ン町602-2 [地図]
TEL : 075-432-0901

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-432-0901

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

宮本章太郎(みやもとしょうたろう)

京都カウンセリングラウンジ

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

お人柄などブログを見て、印象の通りのお優しい方でした。

Q、依頼される前、どのようなご要望やお悩みをお持ちでしたか...

M・M
  • 40代/女性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
著書「心理カウンセリングがもっと身近になる本 ~違った視点から見る心理学~」出版のお知らせ
表紙

この度(2014年2月14日)、Amazon.co.jpより書籍「心理カウンセリングがもっと身近になる本 ~違った視点から見る...

太平洋戦争開戦75年 ~歴史は私たちに何を問いかけ、歴史から何を学ぶか~

真珠湾攻撃、太平洋戦争の開戦から75年が経ちました。激動の時代を経て、現在の比較的穏やかな日本の情勢に至...

[ 時事・世事世相・所感 ]

接客業・サービス業関係者必見!お客様に気に入られる店舗作り ~苦情に対する意識改革~

接客業、サービス業を営む上でまず立ちはだかるのは何と言ってもお客様の苦情(クレーム)ではないでしょうか?...

[ 仕事・生活・ビジネス ]

蔓延する薬物汚染問題 ~心を蝕む幻覚、幻聴の恐怖と、社会的信用の失墜~

大麻や覚せい剤などの禁止薬物に関する問題は昔からあったものの近年は一般人や若者の間でも広く蔓延している実...

[ 時事・世事世相・所感 ]

待機児童の次は、“待機老人”問題が大きな社会問題に

待機児童の問題が社会問題になってますが私がこれからの社会に、しかもそう遠くない未来に起こる社会問題として...

[ 仕事・生活・ビジネス ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ