コラム

 公開日: 2013-07-11 

私は開放的な自閉症 ~自閉症の人の道を切り拓く~

まずはじめに、この記事をわかりやすく説明するため
自閉症スペクトラム障害・広汎性発達障害など区別する事なく
単に“自閉症”と表記しています。
細かく分類などしてませんので、あまり難しく解釈なさらずにお読みください。


自閉症の人がなぜ自閉症なのか
なぜうつ病になりやすいのか
自閉症の本質を、その真相を突き止めた!

これに付随し、自閉症と双極性障害との関連についても
密接な繋がりがある事を発見したのです。

本質理解は全ての問題を解決する。

以前から言ってるように
私は発達障害・自閉症の気があります。
診断されたわけではないですけど
ハッキリとその気がある事に気づきました。

皆さん自閉症について、どのように理解されてるかはわかりませんが
そもそも自閉症の人は、自分が病気だなんて思ってません。

世間は自閉症の人を
周りの人とはズレているように感じるかもしれませんが
自閉症の人からすれば、そんな世間の人の方がズレてるんですね。

自閉症の人の特徴というのは
自分の関心のある事や特定の事柄について
異常なまでの執着や集中力を発揮すると言われてますし
一つの事に没頭し始めると、時間も忘れてその事に取り組み続けます。
こだわりが強いんですね。

そして他人とのコミュニケーションが苦手だとも言われます。

しかしその本質は、そんな簡単な事ではありません。

自閉症の人は、自分が病気だと思ってませんし
健常者や一般的な人よりも、周りの事がよく見えてるんですね。
そしてどこか、周りの人の感覚とはズレてるのもよくわかってます。

物事や周りの事がよく見えてるからこそ
細かい解釈や分析能力に優れてるんですが
まずもって表現する事が苦手ですから
そんな自分の感じた事や感覚についてを誰かに語ったところで
誰も自分の事なんて理解出来ないだろうと思ってますし
そもそも誰かに理解してもらおうだなんて、最初から思いもしてません。

ですから自分の事(感覚について)を誰かに話す事はないですし
過去の経験上、諦めてしまったのか
話したところで誰も理解してくれないだろうと思い込んでるんですね。
最初から心を閉ざしてる状態?
誰にも心を開いてない状態だと言えます。

いわば自閉症というのは
障害だから、うつ病だから心を閉ざすのではなく
そもそも本人にとっては心の状態は健全なのに
自身がコミュニケーションが苦手な事による周りの無理解から
心を閉ざしてしまうんですね。

決して障害や病気だから自閉的になるのではありませんし
自閉症の人にうつ病になる人が多いのも
周りの無理解による精神的ストレスから、うつ病を併発してしまうわけです。

そしてそんな自分を、自分でもコントロール出来ませんから
(だから障害と言われる所以です)
自分の事を周りに伝えようと思っても、なかなか上手く伝えられませんし
周りもまた、その人を(言ってる事を)理解するのが難しいのです。

周りには伝わらない、自分でもコントロール出来ないと
どうしていいのかわからなくなり
その事によってイライラもしますし
この世界で生きていくのがしんどいですから
そしたらもう他者との関係を自ら断つ事でしか
生きる術をなくしてしまうんですね。

それが自閉症なんです。

ですから元々自閉症の人の心の状態というのは
最初から自閉的なのでもなく、ましてやうつ病なんかでもなく
心の状態は至って健全なのです。

ただ、自閉症に対する、自閉症というものへの無理解・偏見から
自閉症を自閉症たらしめてるだけなんですね。

問題は、周りの対応や無理解だけではありません。

コミュニケーションが苦手と聞くと
どうしてもコミュニケーションに対して苦手意識があるように思いますが
実は自閉症の人というのは、他人とコミュニケーションをしたくないとか
他者との関わりに恐怖心を抱えてるわけではないんですね。
(うつ病を併発してる場合は別ですが)

ただ、自分を表現する事が苦手ですから
表現能力やコミュニケーション技術が未熟なのであって
別に他人とコミュニケーションをする事自体が苦手なのではないんですね。
自分でも、特別コミュニケーションが苦手だとは思ってません。

自分でも自分の思いを上手く表現出来ないからこそ
周りの人からすれば
自閉症の人はコミュニケーションが苦手だし、他者との関係を避ける傾向があるんだなと
勝手に思い込んでるだけなのです。

避けてるのではなく、対処療法的に、しないようにしてるだけなのです。

ですから、他者とのコミュニケーションが苦手というよりは
自分を表現する事が苦手なんですね。

そして問題なのが、自分では苦手だとか表現能力に乏しいだなんて自覚してない事。
これだけ言っても何でわかってくれないんだと
周囲の人間が自分の言ってる事をわからない事に対する、不満の方が大きいんですね。
だから段々と、自然に他者とのコミュニケーションを避けるようになってしまうというわけ。

これら自閉症の特徴こそが、うつ病などの様々な弊害を生んでるのです。

他にも自閉症の特徴として挙げられるのが
他者への無関心です。

無類の自分好きとも言えるでしょうか。
言葉を変えれば、自分の事しか見えてないんですね。

だから相手の気持ちを汲み取るのが本当に苦手です。

また、自分でもなぜそうなるのか?なぜ相手に伝わらないのか?
自分の障害について理解も自覚もしてませんし
そもそも自分が障害だとか病気だなんて思ってませんから
そこでどうして上手く伝わらないんだろうか
どうせ何を言っても誰も理解してくれないだろうと思い悩んだりして
うつ病を発症したりするわけです。

なるべくしてそうなるとは、まさにこの事なんですね。

最初にも言いましたように、こだわりが強いですから
その事についての観察力にも優れてますし、理解の度合いも深いレベルで理解しています。
ただ、いくら本人は深く理解していても、それを表現するのが苦手なんですね。
苦手どころか、それが出来ないから思い悩むのです。

そして自閉症の本人にしかわからない、自閉症の際立った特徴に
自分の中に自分でも言い知れないような、自信に満ち溢れてるという事。

これがいわゆる、双極性障害でいう躁の状態でありますが
自閉症の人は、最初から双極性障害でも何でもないんです。
元々完全なる躁でしかありません。
(つまり自信に満ち溢れた状態、常にハイテンション)

ところが先ほどから申してますように
自閉症の特徴から来る様々な弊害により
うつの状態、うつの症状が現れますから
それが双極性障害へと繋がってしまうのです。

表面的な部分だけを簡単に説明しましたが
これが自閉症と双極性障害との関連です。

自閉症の人は他の人にはわからないような
独特の世界観があり、常にその中で生きています。
ですから周りの人間に理解されにくく
また、自身でもそれを表現する事が困難なんですね。

幸いな事に私は、家族や周りの理解と支えのおかげか
明るい自閉症のままで生きて来られましたから?
うつ病になる事もなく、今に至っております。
自分で言うのも何ですが、考え方や捉え方を自分なりに工夫する事により
ストレスにもめっぽう強かったのではないかと感じてます。

もちろん周りの人との感覚のズレによる生きづらさは
私もそれなりに体験して来ましたから
双極性障害のように、感情の起伏や気分の浮き沈みもかなり激しかったですよ。
それは今でも変わりません。

しかし私は“学ぶ事”によって、知識として
自分の抱える問題に向き合って来ましたし
またそれを、自分の学んだ経験を社会にも活かせるのではないかと考え
今のこの、心理カウンセリングという活動をさせていただいてるのです。

自閉症についてはまだまだ話せる事はありますが
とてもここで書ききれるような話の内容ではありません。
ここまででも既に、かなりの長文になってしまいましたからね。

このような長文にお付き合いいただいた方
本当にありがとうございました。

今回は自閉症についての、ほんの一部だけをお伝えして来ましたが
もし自閉症についてもっと詳しく知りたい方は
ぜひ京都カウンセリングラウンジへご連絡くださいね。

更に詳しく、更に深く、自閉症の真相についてをお話させていただきますし
これからどうしていったらいいのかや
そこから見えてきた問題について
一緒に向き合わさせていただきます。


今回の気づきで私が学んだ事・・・

“本質を理解する事は、全ての問題を解決する”



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