コラム

 公開日: 2013-08-06 

日本の自殺者数が多いワケ ~日本人の人生観と自殺との関連性~

世界的に見ても、日本人の自殺の割合は圧倒的に高いですし
今や大きな社会問題にまでなっています。

特に日本は昔から、自害(いわゆるハラキリ)や特攻といった
自ら命を絶つ風習があります。

しかし現在社会問題になってる自殺は
自害というような、ある種美徳を伴うような命を絶つ行為ではなく
不祥事を起こした末の自殺、イジメなど逃げ場のない苦しみからの自殺
借金苦や生活苦による自殺など
いずれも精神的苦痛を伴い、追い詰められた末の自殺ではないでしょうか。

いずれも逃げ場がない、申し訳ない、生きてる価値がないといった
日本人独特の人生観や思想といったものが
問題解決の選択肢として、自殺を選ぶ要因になってるのだと思います。

諸外国では、命を絶つ事が問題解決への手段とは成り得ないので
日本よりも自殺者の割合が少ないんですね。
同じように、問題解決の手段として命を絶つ行為はありますが
命を絶つというよりも、命を捧げる(命を賭す)との思想により
例えば自爆テロなどの手段が選ばれるわけです。

このように、日本の自殺者数が多い理由としては
日本人の人生観や思想から来る、問題解決の最終的な手段として
自殺が選択肢に入るからだと言えます。

ですからこの問題は、ある意味防ぎようがないんですね。
思想や文化の観念から覆さないといけないからです。
そんな事は現実に不可能ですから。

そしたらどのようにして、この問題を解決していけば良いのでしょうか?

私は一つには、人生観というもの
つまり、個人個人の価値観というものに着目して
変えていくようにする事が挙げられると思います。
そしてこれは、実際心理カウンセリングによって可能ですし
事前の予防対策としても有効です。

もう一つには、精神的に追い込まれた場合の
逃げ場や避難場所の提供(心身の両面で)といった
“自殺という行為以外の選択肢を用意する事”ではないかと考えます。

こちらは、社会的な取り組みや協力が必要になります。

ただ逃げられればいい、衝動が収まるまでしばらく隔離すればいいというものではなく
具体的な解決方法の提供や相談なども含めた
社会復帰を見据えたプログラムとしての取り組みです。
さもなければ、本人を問題から目を背けさせただけで
根本的な解決には繋がらないからです。

もちろん一団体や事業単位の取り組みではなく
社会全体としての取り組み、受け皿でないと意味は成しません。
それこそ国を上げての取り組みが必要でしょう。
各方面での協力が不可欠だという事ですね。

人生観の変容と、自殺以外の選択肢の用意。
これら2つを併用する事で、自殺問題の対策に繋がるのではないでしょうか。

日本人の思想、人生観を覆さない限り
自殺をなくすというのは難しいかもしれませんが
実際的な支援プログラムや取り組みによって
ある程度この問題は防げるのではないかと考えます。

具体的な対策については、各方面からの議論をまとめて
実社会の中で運用していけるような専門機関の設置や
国の制度として、支援サポート体制を整えていくなど
国家的に取り組んでいく必要があると思います。



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