コラム

 公開日: 2013-10-26 

カウンセリングの保険適用について

カウンセリングについて、世間一般的には
うつ病の治療なんかと同じように治療して治すもの
医療行為の分野と同じように思ってる方が多くいらっしゃいます。

だからカウンセリングルームも
医院と同じように診療所としての役割や位置づけとして
定着浸透してるのかなぁと思いますね。

このように捉えられてしまうのはある程度仕方のない事だと思いますが
そこで困るのが保険の問題ですね。

カウンセリングは医療ではありませんから保険は使えません。
そしたらやっぱり、え~!?と思われる方が多い。
じゃあやめとこうかと考える方も多いのでは?

カウンセラーも、精神科や心療内科の医師と
同じようなものとして捉えてらっしゃる方もいるんですね。
もちろんカウンセラーは医師ではありません。
臨床心理士であっても、医師免許とはまた別のものですから。

つまり心理カウンセリングは医療ではないのです。
治療して(直接手を加えて)治すものではないんですね。
だからクライエントさんの事も患者さんとは言いませんし
病人扱いはしないんです。
医療とは別のものとして分けて考えてます。

このような理由から健康保険は使えないんです。

そこで何だと思ってガッカリされる方がいらっしゃるんですが
まぁこれはいた仕方ない部分かなぁとは思います。

じゃあ保険を適用出来るようにはしないのか?

ここが難しいところで
保険を適用するとなると、確かに利用しやすくはなります。
私も保険が適用されるといいなぁ、行政に働きかけようかなぁと考えた事もあります。
心の問題がここまで大きな社会問題にまでなってるんですからね。

しかし保険での利用は受診という事になってしまいます。
受診という事はやはり治療目的がありますから
クライエントさんは患者さんとして通うことになり
治らなければカウンセラーの責任となってしまうんですね。

さて、ここが問題なんですが
心の問題や悩みを、治すって何なんでしょうか?
カウンセリングではどうしても治すという考えがありません。
糖尿病やガンのように、どこか病気で体の具合が悪いんじゃないんですから。
そういう治療法じゃないんです。
あくまで心理療法なんです。
医療ではありません。

例えばどこか身体(脳などの内部)に障害があって
それを補助器具やリハビリなどでサポートする事はできても
手術や治療によって障害自体を治すことはできませんよね。

しかしこういった治療で治せないことでも
心、心理に働きかけることで
苦しみながら生きる人生から、ずいぶん生きやすいようにすることは可能です。

これが心理療法(心理カウンセリング)というわけなんですね。

なのにこれを保険治療にしてしまうと
クライエントさんが問題をカウンセラーに丸投げしてしまう可能性があるんです。
心理的な働き、要因としてですよ。

治してくれ、何で治せないんだと人の責任にしてしまう。
こういう制度になりかねないわけです。
そうすると心理カウンセリングの効果が全くないどころか
むしろ逆効果となってしまうのです。

ここがカウンセリングを保険治療にしてしまうところの
難しさがあるのかなぁと思います。

もっと考えていくと、まだまだ難しい問題があります。

ちょっと触りの部分だけと思ってたのでも、こんなに長くなるんですから
真剣に考えていくならやはり議論の場を設けて討論しなければならないと思います。

今現在はこういった理由がありますから
保険適用外だと思ってガッカリしないで
カウンセリングとはそういうものじゃないんだという事を
頭の隅にでも置いてご相談くださいね。
そうか、治らないのかと気を落とさないでください。

悩みは治すものではなく、あなたが生きやすいように変えていくものなんですよ。



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