コラム

 公開日: 2015-10-29 

京都コムニタスの必修の授業1

京都コムニタスに初めて来られた方々から、当塾のことで最も多く質問をいただくのは、必修という授業についてです。灯台もと暗しで、当たり前になりすぎているのか、この授業の詳細について、これまであまりこのコラムで触れていないことに気づきました。必修の授業は、当塾のオリジナルのものです。どこかの何かを参考にしたものではなく、私自身の経験を下地に、私たちが手がける入試の合格から、大学院生活をうまくやっていくために必要な要素をできるだけたくさん盛り込んだ内容になっています。私としては、学科の能力を高めるという意味でもこの必修を受けてもらいたいと考えています。ということで、数回にわけて必修の授業の内容について順を追って説明したいと思います。

必修の授業は、どの分野の方にも共通して受けていただいています。必修は一言で言えば、学科以外で入試に必要なことを一手に行う授業です。本来は学科以外でやらねばならないことの方が多いのです。入試と入学後に目を向けた場合、英語と専門科目だけができていれば、問題がないかというと、決してそんなことはありません。まずは論理的に考えることができなければ、どんな分野に進んでもうまくいきません。論理的思考力のある人が「今自分にできること」がわかります。論理的思考力が身に付けば、「他者が求めていること」もわかります。両方がわかれば、どんな行動をすればよいかもわかります。また論理的思考力が身に付けば、学科での「論述」ができるようになります。論述をするには、「根拠」が必要ですが、自分の発言や行動に理由をつけられるようになります。そうすると、不用意な発言や「そんなつもりじゃなかった」なんてことを言わなくてよくなります。つまり自分の発言に責任を持つようになります。

その意味で、まず論理的思考の枠(フレーム)を提示し、フレームに沿って考えるという作業を体感していただきます。フレームとは「問いの設定」「回答(仮説)」「証拠」「方向性」です。まずは問いの設定ができなければ、次に進めないといっても言い過ぎではないでしょう。そのためこの問いの設定の説明から始めます。問いの設定をしていくには、幅広い知識を要します。それには幅広い興味を持つ必要があります。幅広い興味を持つには観察が必要になります。あらゆる学問をするにはまず観察から始まります。何を観察するのかというと、私たちが日常持っている知識、常識です。常識を常識と決めつけず、事実であるかどうかをよく見て、対象から情報を引き出します。例えば、自分の座っている椅子一つ取ってみても、よく観察をしてみると、情報が満載です。何かしら文字情報が書いてあるかもしれません。だとすると、それを読めなければなりません。特殊な言語や文字が書いてあったならば、それを読める人こそが専門家ということになります。そして、例えば「何が書いてあるのだろう」と疑問を作ります。興味を持つということは、すなわち疑問を持つことです。これは人工的にできます。自然発生物ではありません。例えば、興味のある人に出会えば、まず最初に質問をすると思います。そして、「出身はどこですか」「好きな食べ物はなんですか」など、疑問詞をつけた疑問文で質問をするのが通常です。この疑問文が、研究の質を決めます。できるだけよい疑問文を作る能力を身につけることが、その後の研究計画や志望理由の作成に役立ってくれます。また、大学院入試や編入入試で、必ずと言って良いほど聞かれることの一つに「何がしたい?」というものがあります。これに回答する方法として、自分のたてた問いに答えたいということがあげられます。あるいは、証拠探しの旅をしたい、ということも言えます。証拠探しの旅とは、例えば考古学なら、遺跡掘りに行くことであり、文献学なら文献を読むことです。どんな文献をどんな理由で読みたいと考えているのかを言えればOKです。
必修の授業のスタートラインは、このフレームを身につけるところから始まります。しばらく続けます。



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