コラム

 公開日: 2015-12-26 

京都コムニタスにおけるスタッフの在り方

今年も残すところあとわずかです。早くも願書提出が始まった学校があります。ここからが我々の腕の見せどころであり、この種の予備校の華と言えるところです。受験が近い塾生は、ほとんどが正月返上で勉強をすることになると思います。それに対して、スタッフも一緒に頑張ることが必要です。よく二人三脚という言い方がありますが、若干イメージは異なりますが、かなり近いと思います。

私は、大学院受験や編入受験を扱う予備校にとって一番大切なことは、私を含むスタッフがどれだけ長い時間生徒に関われるか、だと考えています。長ければ長いほど良いと思います。だから、私は塾長室なんて馬鹿なスペースは作りません。常に入り口のそばに陣取って、生徒の様子を見ています。また、こちら側から見やすいということは、すなわち生徒側から見られやすいということでもありますので、一定の緊張感も生まれます。だから、当たり前のことではありますが、塾に来て、挨拶をしない人はまずいませんし、授業が終わると、別に誰も強制していませんが、必ず「ありがとうございました」と言ってもらっています。不思議なもので生徒はだいたい半年ごとに入れ替わりますが、その習慣は常にあります。

私は、在籍中の塾生全員と関わります。その上で直接介入して、受験に必要なあらゆる戦術を一緒に組み立てます。その分距離はかなり近いのですが、皆さん、一定の緊張感を持って、毎回来てくれます。たまに怖くて持っていけないと言っている人もいるようですが、他の塾生やスタッフが、「とりあえず持って行っておいで」と促してくれて、おそるおそる持って来る人もいます。私の考えとしては、京都コムニタスで作ったものを土台として、その後の考え方を構築し、その上に研究活動を行っていくための情報の堆積を積み上げて行ってもらいたいということです。
このような体制は、紙に書いたルールでできるものではありません。スタッフと生徒が顔を突き合わせて、真剣に関わってはじめてできるものです。良くも悪くも、私及びスタッフの色がでます。そのあたりを意識して、私はスタッフに対して目に見える形で仕事に対する「教育」をしているつもりです。と言っても、言葉で教えることはほとんどありません。古いやり方かもしれませんが、自分の目で見て学ぶというやり方です。私が全員を見ているということでもあります。その意味では、生徒に対して投げかける眼差しと同種と言えます。

そうは言っても、個人的に仕事を教えたり、指示することはあります。根本の部分で重視しているのは「次代に引き継いで恥ずかしくない仕事をすること」です。また、私が仕事の教育で絶対に許さないポイントがあります。それは「仕事の形骸化」です。人はまず慣れると仕事を簡略化して、それを「効率が良い」にすり替える傾向があります。また逆に自信がないと「とりあえず」単純作業をしていれば「しかられない」という仕事をする傾向もあります。そして誠意のない人間は「なんとなく」仕事を確たる根拠もなく、時間をやり過ごしてしまいます。このような仕事をしてしまうと、生産性はまったくありません。また、誰の利益にもなりません。たまに平気で「ルーティンワークならできる」と言い切る人がいますが、当然ながら不誠実な人間にルーティンなど任せられません。

当塾には、基本的にそういうスタッフはいないはずです。生徒としっかり関わると、ごまかしが効きませんし、あっという間に時間が過ぎてしまいます。その上で尚、事務業務もこなしていますが、昔から生徒と良い関わりができる人は、事務仕事もよくできるのです。私たちのような塾は、既存の塾や予備校と比べても特殊性が高いと思います。他にモデルがほとんどありませんから、自分たちの一つひとつの仕事が塾の礎になっており、それを次につなげるという意識が仕事の質を上げていくと考えています。

人間の作ったシステムは、どんなに優れた人が作っても50年程度が限界です。そのくらい年月がたつと、組織の創成期を知る人が完全にいなくなり、理念が失われてしまうことが要因の一つです。そうなると、やはり仕事は形骸化されてしまいます。形骸化の典型が「前例主義」と「自己防衛の法律の制定」です。
世は諸行無常ですから、組織も個人も常に変化を意識して活動をしていく必要があります。一度生み出して命が与えられた組織は、発展をすることを前提に、丁寧な良い仕事をしていかねばなりません。京都コムニタスにおいても、この世代の仕事ぶりが、将来を定めてしまいます。重要なことは、よく言われることですが、「今、ここ」の積み重ねが未来です。一期一会の仕事が良い未来に導くと信じています。スタッフが自分たちの仕事に誇りをもって、自信をもって、先々までこの塾の良さを語れるような仕事を目指して来年も精進していきます。京都コムニタスでは、このような観点でスタッフ教育を行なっています。


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