コラム

 公開日: 2016-04-28 

他人の話を聞く訓練をしましょう

他人の話を聞くことは一つの能力だと言えます。人の話が聞けるようになってくるだけで、いろいろな物の見方、考え方があることがわかりますし、それで良いこともわかってきます。変なイラショナルビリーフも減ってきます。自分の考えを持つことは大切なことなのですが、自分だけが正しい。故にそれに合わない(合わせてくれない)他人は間違っている。故に許せない、となってしまうと危険ですが、他人の話を聞けるようになることで、そのような独善は少しずつ減少するはずです。また他人の話が聞けない人は、自分の言っていることが正しいか間違っているかは論外としてしまい、「あなたが気に入らないから」などと、他人のせいにし出すこともしばしばあります。こうなると、建設的な話は何もできず、生産性のない話にしかなりません。そう思って聞き上手の話を探してみると、聞き上手な人が実践している7つのコツという記事が目にとまりました。記事によると、

「傾聴力はリーダーのパフォーマンスに最大40%の影響を与える」のだそうです。私も気をつけねばなりません。私の仕事は、生徒の話を聴きまくることですので、傾聴力は必須能力です。だいたい平均すると毎日10時間くらいは人の話を聴いていると思います。ただ、私としては、それほど大変なことではありません。気がつけば、夜に、夜中になっているという感じです。7つのコツを引用させていただきますと、
1.集中する
2.携帯電話を遠ざける
3.うまく質問して相手の話に理解と興味を示す
4.「反映的傾聴」を実践する
5.ポジティブなボディランゲージを使う
6.自分の価値観を押し付けない
7.自分の口は閉じておく

私は特に4を重視しています。仕事柄かもしれませんが、相手の言っている意味を正確に理解する必要があるからです。私たちの仕事で、「わかってもらった」と相手に思ってもらえると、少しずつ信頼関係ができてきます。信頼関係ができてくると、相手はもっと話してくれますし、こちらの理解も深まりますので、良い循環が生まれます。私は常に「循環」を大切に考えますので、良い循環を生むものはどんどん取り入れます。

また、私たちは、様々な本を読み、過去と現在の声を聞く必要があります。数年前だと記憶しますが、こんなことがありました。想像力を訓練する必要性を授業で話していた時のことです。(京都コムニタスの授業ではありません)
決して政治的な話ではなく、想像力の訓練方法について、ある作家の言葉を引用しました。そうするとと、ある学生が立ち上がって、「その作家の名前を授業で出すことはやめてください」と言います。私が「何故?」と問うと、「その作家は左翼思想の持ち主で、その名前を出すだけで政治発言になります」と答えます。私は「それはないと思うよ、左翼だろうが右翼だろうが、正しいことを言っているなら、その声は聞くべきでは?」と返すと「その作家の存在自体が問題だし、私には許せないのです」と言いました。その後、授業後にもしばらく話したのでこの続きがあるのですが、そこは略します。いずれにしても、たとえ、自分にとって好ましくない人であっても聞くべき意見はしっかり聞かねばなりません。正しいものは誰が言っても正しいのです。それをその人が嫌いだから、あるいは思想が合わないから、故に聞かないということを堂々と主張することは不適切です。ましてや存在を否定することはあってはならないことです。とは言っても自分も若い時はあんな感じだったかなぁと思い、ちょっと他人事に見えなかった部分もあり、少し長めに語ったことを覚えています。世には多様な価値観があり、それを言い表す言葉があり、その言葉を伝える思いがあり、その思いを伝える技術があります。伝える側として、それらがうまく連動すれば良いのですが、なかなかうまくいくものでもありません。聞き手がそれを受けとめることが、むしろ重要なのだと思います。




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