コラム

 公開日: 2014-04-15 

空気を読む能力

今回は抽象論です。

空気を読むとか読まない、読めないということが言われて久しいですが、
最近はあまりKYという言葉は聞かなくなってきました。
(これが読めていないということでしょうか)
このKYについて、誰がこんな言葉を生み出したのかは知りませんが、
たいていの人が否定的な見解を持っているのではないかと思います。
そもそもKとYで、なんで「空気読めない」になるのか理解不能ですし。

KYはともかく、空気を読むことを大事とするか、空気を読めないことを
大事とするかは、現代人にとって重要課題です。自分が空気が読めているのか、
あるいは読めていないのかという自問は、今や誰にでもあるものですし、
あって然るべきものとも言えます。
私は、この問題について、REBT的考え方にすがっています。
「空気は読めた方が良いけれど、読めなくてもそれほど困らない」
くらいの考え方に落ち着かせています。自分の学問分野の進展度合いは
いわゆる空気のようなものであり、この場合の空気は常識に近い使われ方に
なっています。論文を書いたのはいいけれど、最先端の空気を外していたら
どうしようという不安は、研究者なら誰でもあると思います。
何年も先端から離れてしまうと、すぐに浦島太郎氏になった気分になります。
だから何とかしてついていっておかねばならないという、ビリーフが
頭の中をぐるぐる回ります。

しかし、そうは言っても、空気が読めないということは問題です。
空気を読む能力が、資質的な能力であるかどうかについては、私はよく知りません。
努力を怠ったり、初心を忘れたり、邪念にとらわれたりすると、どんどん
読めないようになってくることは確実にあります。
政治家によくあると思います。哲学なき漠然としたキャッチフレーズを
使い始めると危険信号が点っています。

空気を読むというのは、自分の今の立場、置かれた状況、力の充実度
こういったものを正確に自己分析しておく必要があります。
大阪市長がよく使ったフレーズに「ふわっとした民意」というものが
ありましたが、この空気関連用語としては名言です。
彼は、この空気に沿って、あるいは少し逆らいつつ、空気の流れを
読みながら政治活動をしてきました。
しかし、必ず誰にでも思い通りにならない時があります。
それが一度でも空気を外すとそうなるのか、あるいは空気に乗っている
つもりが実は乗れていなかった、つまり読めていなかったのかは
個人差があるので難しい問題です。

私は政治家ではありませんので、「ふわっとした民意」を意識する必要はなく、
塾内の空気だけに気を配っています。これはある種「システム論」でもあります。
生徒間の空気も毎年、あるいは半年ごとに入れ替わります。
良い面も良くない面もありますが、ある意味ではいつも新鮮です。
でもスタッフは、極力入れ替えは望んでいません。だから当塾では
10年選手が結構います。スタッフの入れ替えが激しいと、あまり生徒に
良い空気をもたらせるとは考えにくいからというのもあります。

また机の配置を換える、あるいは人が入れ替わると、空気が変わります。
京都コムニタスも場所が新しくなって、かなり空気が変わりました。
先日もスタッフと真剣に話し合いましたが、旧校舎と同じことをしていては
現校舎にはそぐわない、でもだからといって、京都コムニタスの持つ空気は
大事にしなければならない、というある種無理難題について、考えています。
(畳の部屋はやはり作ろうということが決まっています)

空気は読まないといけないものではあるのですが、非常に漠然としていて
難しいものですので、あまり振り回されすぎずに、いつも周囲の状況に
関心をもって、空気を外していないかどうかチェックしておくことが
望ましいと言えると考えています。


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