コラム

 公開日: 2013-02-23 

教師が生徒の能力を引き出すコツ2 -できることのリストアップ

最近のいじめや体罰の問題に関わる派手な議論を見ていると
言いたいことがある人はたくさんいるようです。
しかし、議論の柱となる「いじめ」「体罰」などの
用語の定義がなされず、抽象的な状態のままで
皆が色々言うと、結局原則論に陥ったり、あるいは
そもそも政治家が悪い、教育委員会が悪いというように
「そもそも論」に陥ったりと、どうにもならない話に
展開して、何の話であったかがうやむやになってしまう
傾向が強いようです。
特に「そもそも」教師に愛情があったら・・・
なんて言い出したら、もはや支離滅裂まっしぐらといった
状態です。議論するならもう少しまじめに議論してほしい
ところです。だいたいこういう時に出てくるのは
「現場」という言葉で、「現場はそんなに甘くない論」で
何とか逃げ切ろうとする人も多いようです。でも実際は
現場が一番甘やかされているからこそ、今回のような
事件がおこったということをいまだに自覚できない教師の
多さには驚きを感じざるを得ません。

京都コムニタスでは、生徒の能力を引き出すことこそが
最も重要な仕事と考えています。そうすれば自然に合格に
近づきます。その際に必修の授業をベースメントに置きます。
必修では、まず最初に適正な自己分析を説きます。
自分に誠実になって「できること」のリストアップを
すすめます。多くの人はできることよりも「できないこと」
ばかりを強調します。評論家の言葉を借りれば、
「自己肯定感が養われてこなかった」からでしょうか?
「諸外国ではそれぞれの個性を重視し、その人の良いところを伸ばす」
そうです。
私は、とにかく各生徒に対して、「何ができるか」を直接、間接
いずれからも聞くようにして、情報収集しています。
「できないこと」は無視します。そんなに一生懸命「できないこと」に
着目せずとも、私たちは空も飛べませんし、魚よりも泳ぎは下手ですし、
熊に素手のけんかで勝てません。極論を言えば、受験準備の
短い期間で、「できないこと」をできるようになるよりも、
すでにできることを伸ばしたり、強調したりする方がはるかに合理的です。
それにはまず自分がなにができるかについて、しっかりと自覚するところ
から始めてもらうことが適切です。
その意味では確かに自己肯定感が低いと妨げが多いですので、
必修の中で、「私みたいなもの」「私なんて」「私ごとき」
このような言葉の使用をやめるように言います。
これは、口に出すことだけではなく、自分の頭の中ででもです。

また可能な限り自分に誠実になることも言います。
誠実とは面倒がらずに、自分のできることを探すことです。
自分の知っている英単語の数を正確に知っていても全く問題ありませんが、
そんな人はほとんどいません。であるのにも関わらず、多くの人は
「私はそもそも単語力がありません」
と堂々と言い放ちます。非常に漠然としているのです。自分に誠実に
なれるのは自分しかいません。そこをよく知らせるのは教師の仕事です。
私たちの仕事は単語を教えることではなくて、今、その生徒の中に
何個の単語があるかを気づかせることと、その数に応じた対策を一緒に
考えることです。自分を正確に知ることができてくると、無駄に自己卑下を
しなくなり、また、意味不明な自信もなくなります。そして、
今自分がわかっていないことに気づき始め、それをわかるために何が必要かを
考え始めます。これができてくると、少しずつ能力を引き出すことが
できるようになってきます。

さらに続きます。


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