コラム

 公開日: 2011-09-26  最終更新日: 2014-07-03

「ねんきん定期便」を見てみよう!【13】将来受け取る厚生年金を試算してみる!


 前回「【12】将来受け取る国民年金を試算してみる!」
 http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/3459/
 に引き続き、50歳未満の方々に届く資料を使って説明を続けます。

 「(参考)将来の年金見込み額をご自分で試算できます。」を出してください。
 今回は下半分、厚生年金部分(老齢厚生年金)を見ていきます。
 
 国民年金(基礎年金)と同じく、◆が2つありますね??

 上が”これまで”、下が”今後”です。

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 上の”これまで”には、厚生年金で勤めてこられた平均の収入と期間が
 反映されています。

 ポイントは2003(H15)年の3月と4月を境にして、計算式が異なること。
 でも、ここの情報は自動的に記録が反映されているので、
 気にしてもらう必要はないかもしれません。

 念のため少しだけ説明しておきます。
 ・2003(H15)年3月までは、月給のみ(標準報酬月額)。
 ・2003(H15)年4月以降は、月給+賞与の1/12(標準報酬額)。
  年収の1/12と読み替えても良いと思います。

 ボーナス(賞与)が計算に反映されるようになったので、
 年金額が増えるような計算式なったといえば聞こえは良いですが、
 実際には、反対に給付乗率(掛け率)が下げられていますので、
 受け取る年金額には大きな変化はありません。
 
 この制度変更により、ボーナスからもきちんと保険料を集められることに
 なったということがポイントです。

 受取額は変わらないが負担額が増える。
 これまでのコラムで説明してきました流れの通りです。

----------------------------------

 さて、下の”今後”を見ていきましょう。

 金額の部分には自動的に、”これまで”の2003(H15)年4月以降の内容が
 反映されています。何も数字が無ければわかりにくいという配慮でしょうか。

 退職すると思われる年齢(60歳?)までの期間を
 月数で設定するだけで計算できるようになっていますが、
 予想平均月収(予想年収(賞与含む)の12分の1)についても
 ご自身で考えてみてもらいたいのです。


 例えば35歳の人が、これから60歳までの期間を考えたとします。
 がんばって働くので年収600万円、ということなら予想平均月収は50万円。
 年収500万円くらいかな、ということなら予想平均月収は41.7万円。

 いやいや年収1000万だ!という場合はご注意ください。
 予想平均月収83.3万円にはなりません。
 最高でも62万円、年収でいえば744万円が上限です。
 <参照コラム>
 【8】厚生年金、これまでの収入を確認
  http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/3394/


 そして、期間は35歳から60歳までの25年間は300月です。
 これで計算機をたたいてみましょう。

----------------------------------

 上の”これまで”の年金額が①。
 下の”今後”の年金額が②。
 ①と②を足し合わせた金額が、将来受け取る厚生年金部分の見込み年金額です。


 35歳の例を出してみました。
 

 ①”これまで”は、自動的に金額が反映されています。
 ②”今後”は、予想平均年収600万円として50万円と、25年間の300月を入れました。

 結果として、①約31万6000円と②約82万2000円を足し合わせた、
 約113万8000円が現在見込まれている将来受け取る厚生年金の額です。


 ※ 「ねんきん定期便」にも小さな字で記載のあるとおり、厚生年金基金についても
  わかりやすくイメージをしてもらえるように今回の計算式に反映しています。
  詳細な金額は異なってきますが、わかりやすさを第一に考えています。
  ご承知おきください。
----------------------------------

 さらに、前回の国民年金と今回の厚生年金を足し合わせた金額が
 ご自身の将来受け取る年金額の合計です。

 今回の厚生年金が約113万8000円、前回の国民年金が約73万円だとすると、
 合計は約186万8000円、月あたりでいえば約15万6000円です。

 夫婦であれば、夫や妻の計算もしてみてください。
 いかがですか??思ったよりも多いですか?少ないですか?

 
 こうして目安を知っておくことで、追加であとどれくらいあれば安心なのか、
 等のライフプランニング(リタイアメントプランニング)も考える基礎と
 することができます。

 
 次回は50歳以上の方々に届く資料の内容を見ていきます。

 <注記>
 年金にはさまざまなパターンが存在します。
 コラムでは代表的な例しか取り上げることができません。
 気になることや確認したいことは、所轄の年金事務所へお問い合わせください。
 記録に関する正確な情報は、間違いなく年金事務所で確認できます。

 よりよい受け取り方や付随する情報等を希望されるようでしたら、
 お近くのFPや社会保険労務士さんをお尋ねください。
 その際には、私も含め相談に関しては有料が多いと思いますので
 ご留意のうえ、ご活用くださいませ。
---------------------------------

 ご意見・お問い合わせはこちらから。
  https://mbp-kyoto.com/money-2nd/inquiry/personal/

 日々をつづった日報はブログにて。【2009年9月より毎日更新中】
  http://kyogokudemachifp.blog14.fc2.com/

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