コラム

 公開日: 2012-01-24  最終更新日: 2013-01-06

じぶん保険と緊急予備資金

 
 医療保険は本当に必要か。
  http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/3473/

 以前に書きましたコラムですが、おかげさまで検索で見に来てくださっている方々が多いようです。ありがとうございます。
 今回は後半に書きました”じぶん保険”について改めて掘り下げてみたいと思います。


 保険に加入するということは、貯蓄では補いきれない金銭的なリスクがあるということです。リスクとは不確実性のこと(よくわからないこと)です。

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 起こるかどうかわからない自動車事故。

 この例は、先のコラムで書きました。


 起こるかどうかわからない死亡。

 一家の稼ぎ頭が万が一亡くなってしまった場合に、住宅ローンの団体信用生命保険(団信)や公的年金に備わっている遺族年金、お勤めであれば会社の福利厚生による遺族保障、これらをあわせても、残された家族が生活していくにあたって仮に3000万円足りませんということでしたら生命保険を利用すべきです。3000万円というお金は急に準備できるものではありません。しかし、コツコツと貯蓄していることで1000万円の貯蓄があれば、保険は2000万円分でいいですよね。1000万円分の保険料を貯蓄に回すことで、さらにお金がたまっていくということになります。いずれ保険から卒業することも可能かもしれません。


 起こるかどうかわからない働けない身体状態。

 一家の稼ぎ頭が病気やケガで長期にわたり働けない状態になってしまった場合に、健康保険の高額療養費や傷病手当金があったとしても(障害年金も出ればいいですが)、それではどうしても足りないということであれば保険の加入を考えるべきです。嫌な話ですが亡くならなければ住宅ローンは残ります。家族だけでなく自分の生活費もかかります。治療費やリハビリの費用だって掛かります。亡くなるよりも金銭的に大きなリスクなのが長期間にわたって働けない状態です。とはいえ、それでもまとまったお金を持っている人にとってはこのような補償も不要かもしれません。

 <参照過去コラム>
  病気やケガで長期間働けなくなってしまったときに ~長期就業不能所得補償保険~
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/4319/


 起こるかどうかわからない1ヶ月の入院。

 入院日額1万円の医療保険に加入していれば30万円受け取れます。手術も受ければ+20万円といった金額も受け取れるかもしれません。合計50万円は嬉しいですよね。助かりますよね。保険に入っていて良かったと思いますよね。でも、その50万円を受け取るためにこれまで毎月いくら払い、総額でいくら払ってきたでしょうか。また、これからも毎月いくらを払い続け、総額でいくら払うことになるでしょうか。ぜひ計算してみてください。また、本当に1ヶ月も入院しないといけないのであれば有給休暇は使えませんか??高額療養費の仕組みを考えれば医療費は50万円もかかりません。これは比較的少ない”まとまったお金”で十分にカバーできそうです。
 
 <参照過去コラム>
  医療保険は本当に必要か。
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/3473/

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 あくまでも知ってもらいたいのは、貯蓄ができるまでの間の金銭的リスクに備えるのが保険商品の役割ということです。心配だからとかよくわからないからと、保険商品で保障を買いすぎて貯蓄がなかなかできないというのは本末転倒です。


 3000万円や5000万円といった大きなお金を持っているなら死亡保障や働けないリスクだってカバーできているかもしれません。であれば、この3000万円や5000万円は”じぶん保険”といえそうです。

 300万円や500万円といったまとまったお金があり、住宅を購入するための頭金にする等、使う予定がなければ、間違いなく入院の保障は要らないように感じます。この300万円や500万円も同じく”じぶん保険”といえるでしょう。


 300万円、500万円、3000万円、5000万円。これは1ヶ月や1年で貯められる額ではない人がほとんどだと思います。まとまったお金を作るための近道はありません。毎月毎月コツコツと積み重ねていくしかありません。

 必要最低限の保険に加入し、あとは保険に入っているかのように積み立てる。繰り返しますが”じぶん保険”の仕組みは、まとまったお金を作ることです。そして、何か不測の事態が起こってしまったときに使うまとまったお金のことを”緊急予備資金”といいます。


 じぶん保険と緊急予備資金。

 これからの時代、とてもたいせつな仕組みです。
 たくさんの方々に知ってもらいたいです。 


 <注記>
 このコラムは保険の未加入を勧めているものではありません。
 さまざまな選択肢を知っていただくことが何よりもたいせつです。

 <過去参考コラム>
  生命保険の有料相談と無料相談
   http://mbp-kyoto.com/money-2nd/column/4288/

 ご意見・お問い合わせはこちらから。
  https://mbp-kyoto.com/money-2nd/inquiry/personal/

 日々をつづった日報はブログにて。【2009年9月より毎日更新中】
  http://kyogokudemachifp.blog14.fc2.com/

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