コラム

 公開日: 2012-06-01  最終更新日: 2014-07-03

第6回 白内障手術医の気持ち

白内障手術の技術革新はドンドン進化を続けております。

現在当院では、2.2mmでの創口から手術を行っております。創口を糸で縫ったりすることはほとんどありません。しかし、私が手術を習い始めた10年ちょっと前は、6~7mm、場合によっては1cmの創口を作成し、創口を糸で縫って閉じるのは当たり前でした。たかが10年で創口の大きさが1/3~1/5になったということになります。

人工の眼内レンズも進化を続け、ここ数年のうちに、2mm以内から挿入可能なものや、乱視を矯正できるレンズ、老眼を矯正する遠近両用眼内レンズなどが登場し、将来的には、調節機能を有した眼内レンズの登場が噂されております。

個人的には、眼科手術医という職業に就いて、本当に良かったと思っております。技術革新のスピードに着いていくのは大変ですし、たくさんの手術をするのは大変といえば大変ですが、手術の後、「よく見えるようになった!」と患者さんに喜んでもらえると、疲れも吹っ飛びます!

「手術をするって、どんな気持ちですか?」と聞かれたことがありますが、正直言って、何にも考えておりません・・と言えば語弊がありますが、一瞬の油断が患者さんの術後の見え方に影響を及ぼす可能性がありますので、集中しております。一日にたくさんの手術をする日もありますが、手術中は不思議に疲れを全く感じません。おそらくアドレナリンが大量に分泌されているのだと思います。

現在でも世界の失明原因の第一位は白内障です。世界中には、手術を受けるお金がない、手術を受ける機会がないという理由でたくさんの方が失明に至っておられます。幸い、この日本においては国民皆保険制度のお陰もあり、大金持ちの方も、そうではない方も平等に高度な医療を受けることができます。日本は本当に素晴らしい国だと思います。

微力ではありますが、より豊かな生活が送れるように、「治せるものは全力で治す!」をモットーに、今後も一生懸命頑張ります。

この記事を書いたプロ

森井眼科医院 [ホームページ]

眼科医 森井勇介

滋賀県大津市中央1丁目6-18 [地図]
TEL:0775-22-2153

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

12
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
白内障手術のプロ 森井勇介(もりいゆうすけ)さん

安心して受けられる白内障手術を全身全霊で提供するボリュームサージャン(1/3)

 加齢などによって起こる白内障は、物がかすんだりぼやけて見えたりする病気と言われています。患者数は年々増えており森井勇介さんが院長を務める滋賀県大津市の森井眼科医院では、昨年だけでも649件の白内障の手術を行っています。最近では入院を伴わな...

森井勇介プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

年間600件以上を執刀するプロによる質の高い白内障手術の提供

医院名 : 森井眼科医院
住所 : 滋賀県大津市中央1丁目6-18 [地図]
TEL : 0775-22-2153

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0775-22-2153

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

森井勇介(もりいゆうすけ)

森井眼科医院

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
昨年度手術実績公開、昨年の報告と今年の展望について
イメージ

新年明けましておめでとうございます!本年も何卒宜しくお願い申し上げます。前回コラム更新が夏ですので、かなり...

第5回 白内障手術とテクノロジー
イメージ

今回は、やや抽象的な題でございます。言うまでもなく、人類は自然界にあるものを「道具」として利用することに...

第4回 白内障の手術時期について
イメージ

第4回は「白内障の手術時期」について書かせて頂きます。白内障は、これまでも述べてきたように、「病気というよ...

第3回 白内障と点眼薬
イメージ

第3回は「白内障は点眼薬(目薬)で治るか?」について書かせて頂きます。まず、ほとんどの白内障はいわゆる病気...

第2回 白内障手術の歴史
イメージ

第2回は白内障手術の歴史ついて述べさせていただきます。白内障は人類の歴史とともにあった古い病気で、紀元前800...

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ