被害者救済に取り組む法律のプロ
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多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

被害者救済を旗印に活動する京都の弁護士
「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さんは、これまで数多くの弱き立場の人々を法律によって救済。交通事故被害者を含む犯罪被害者や多重債務者、DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)被害者など、幅広い分野で被害者救済に関する豊富な実績を築き上げてきました。(社)京都犯罪被害者支援センターの理事を務めるなど、特に力を注いでいるのが、犯罪被害者の救済です。
中さんが弁護士として駆け出しのころは、犯罪被害者は“忘れられた存在”とも揶揄(やゆ)され、検察官や裁判官からの配慮を感じない時代だったそう。ある日、閑静な住宅街で親子2人が殺害されるといった殺人事件が起こります。犯人は「責任能力なし」と見なされ、不起訴処分に。被害者側の弁護を担当していた中さんは、検察審査会への申し立てや検察庁に再捜査の申し立てを行いました。「がむしゃら」とも表現できる必死の取り組みの甲斐あって、起訴相当・不起訴不当の議決が下り、犯人は不起訴から一転、起訴されることに。結果、犯人は懲役刑を言い渡されたそうです。
この事件を「弁護士としての原点」と中さんは位置付けています。以来、被害者の救済を旗印に弁護士活動を行ってきたのです。
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