コラム

 公開日: 2010-09-13 

情報を小出しにする依頼者


依頼事件について、事件が進んで証人尋問をしている最中に相手方の尋問や裁判官からの質問に打ち合わせと違うことを平気で話しをし出す依頼者がいる。また、打ち合わせをしていると、「本当のこと話した方がいいですよね?」という依頼者もいる。

 事件について知っているのは通常は当事者であり、情報を小出しにされると事件は出来ない。こんな依頼者の人がいうのは
 1、言うと怒られると思った。怖かった。
 2、恥ずかしくていえなかった。
 3、本当のことをいえば受けてもらえないと思った。
というものである。
 これを弁護士の方から言わせると、
 1については、「言わないあんたの方が怖いわ」となるし、
 2については、「後から言われて恥をかくのはこっちでこっちが恥ずかしいわ」となるし、
 3については「ウソをついていた時点で辞任も出来るで…」ということになる。

 だいたいおかしいところは一通り聞いた後で突っ込んで聞くが(イエスイエスバットノウの聞き方である。)、事実を知っているのは本人だけなので限界もある。話があまりにもつながらない場合には引き受けないこともあるが。
 情報を小出しにするのは辞めて欲しい。安心して事件が出来ない。尋問で、「奥さんが当然見ていたでしょ」と突っ込まれ「はあ」と答えていた依頼者が、尋問終了後、「先生僕実は離婚してるんです。ちょっとバツが悪くていえなくて」といわれたこともある。
 全てを開示してもらった上で弁護士の方で戦略を立てるのが理想である。

 ただ、聞きもしない事件に関係のない話ばかり延々とするのも本当は辞めて欲しいのであるが…。ああ…。また脱線が始まった…。

この記事を書いたプロ

中隆志法律事務所 [ホームページ]

弁護士 中隆志

京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL:075-253-6960

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
解決の事例

1、自賠責では後遺症が非該当とされ、損害保険会社から債務不存在(要するに保険会社側から賠償金の支払義務がないことの確認をする為の裁判)訴訟を提起されたが、判決...

弁護士費用について

 マイベストプロを見られた方は、初回相談料を無料にさせていただいております。 ご予約の際にお問い合わせください。 また、当事務所の3名は、全て法テラス(...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中隆志 なかたかし

多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

 「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さん...

中隆志プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

交通事故、離婚、遺言・相続で適切な対応は中隆志法律事務所へ。

会社名 : 中隆志法律事務所
住所 : 京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL : 075-253-6960

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-253-6960

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中隆志(なかたかし)

中隆志法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

内縁の妻では、相続権はないから、損害賠償は出来ないという弁護士さんもいたのに・・・

 内縁の夫が交通事故で死亡し、損害賠償は出来ないのかとあ...

T
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
手帳の交換の時期

 私が使っている大阪弁護士会協同組合が出している訟廷日誌(合冊版)は、1月末以降が書く欄がかなり小さくなる...

小次郎パンチだワン
イメージ

 年末年始の休みでずっと気を張っているせいか、疲れている小次郎(二代目)である。 今年も小次郎(二代目...

加除式の本

 ボス弁の事務所には大量に加除式の本があり、その中に条文ごとに裁判例が掲載されている本があった。以前は判例...

読書日記1月10日

「家康研究の最前線」洋泉社。平野明夫編集。 嫌いではあるが、生き方としては家康のように生きるのが正しいで...

読書日記1月6日

「剣豪夜話」文芸春秋。津本陽。 時代・歴史小説家の筆者が自身の剣道に関する体験を語りつつ、過去の剣豪につ...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ