コラム

 公開日: 2014-02-20 

記録を電話口まで持参する

 事務員からいわれるまであまり意識していなかったが、依頼者や相手方、関係者から電話があったとき、ほとんど私はその事件の記録を持ってくるようにいわないといわれた。
 事務所の他の弁護士は記録を電話口までよく持ってきてもらっている。

 もちろん、私も全てそういう訳ではないし、忘れていることもあるにはあるのだが、常時仕事のことを考えているので(ワーカホリックですね)、事件のことはだいたい頭に入っていることが多いためである。
 メールは仕事のメールが来ていないかいつも気にしているし(スマホにしてチェックがやりやすくなったので、嬉しい)、仕事のことを考えていないのは、プレミアリーグでマンチェスターユナイテッドの試合を見ているとき、自分がサッカーをしているとき、よほど集中して読書をしているとき、完全に熟睡しているときくらいではなかろうか。
 私の事務所の他の弁護士が仕事のことを考えていないという訳ではもちろんないだろうが、私は事件が好きなのであろう。身体が保つならもっと自分で事件をやりたいし、一つ一つ調べものをしたいのだが、いかんせん体力には限界がある。自分でいうのも何だが、集中力は他の弁護士と比較してもある方だと思うので、消耗が激しい。あまり長時間集中して仕事をすると、身体をこわすのである。
 仕事ばかりしていたら身体も精神もいくら好きでも保たないところはあるであろう。
 

 私のボスもそういう人で、事件が好きである。
 いつも事件のことを考えていて、どうにかならないか考えている。決定的に不利と思われる事件でも、粘りに粘って、一部勝訴して控訴審で和解したりするような人である。

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