コラム

 公開日: 2014-02-24 

時間を俯瞰する

 野口悠紀夫氏の超整理法は、若手弁護士は読んだ方がいい本だと思っている(ベテランでも〆切りが間に合わない人は読むべきか)。
 その中で、〆切り間際になってバタバタするということが書かれているが、これは現実社会で誰もが経験することであろう。
 弁護士という職業は、〆切りの連続である。依頼者への文案の送付、裁判所への提出書面の作成・完成、証拠の収集と、常に何らかの事件の〆切りがやってくる。
 私自身も時に〆切りが間に合わないことがあり偉そうなことがいえないが、やはり、短期・中期・長期計画を立ててこれらの業務をこなすことが必要であろう。
 直前の〆切りばかりに気を取られていると、分量的に短い時間では完成しない書面もある。
 もちろん、依頼者自身の準備が間に合わないことがあるので弁護士サイドの問題だけではないのだが、常に〆切りを意識して、それなりの時間がかかる書面等であれば、ある程度の長期計画を立てて行わないと出来ないものである。
 一日に一度手帳を見て、数ヶ月先までの予定を確認することが必要であろう。
 やることリストを上げるのも大事ではあるが、リスト化したことで安心してしまいがちである。
 どれだけ後仕事に割くことの出来る時間が残されているかを日々チェックして行わないと、どうしても後倒しになってしまうのである。
 一つの仕事が後倒しになると、全てがそうなるし、事務局員の負担も増える。突然、「これやって」と言われる事務員の負担も考えるべきである。私の事務所ではなるべく事務員も事務員なりに予定を立てて事務作業をして欲しいので、余裕をもって指示をするよう指導はしている。私はある程度しているつもりではあるが、他の弁護士が出来ているかは事務員でないと分からないであろう。
 そして、新しい事件などが入ってきて、急ぎの対応が必要となると、この予定も日々変わっていく。その都度予定を自分の中で組み替えるのである。
 もちろん、これは自省も込めて書いているので、私が完璧に出来ているなどというつもりはない。
 以上です。

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