コラム

 公開日: 2010-10-08 

万年筆


私は万年筆好きである。小学校の頃、小説家か漫画家か野球選手になりたいというのが夢であった私は(サッカーは当時まだメジャーではなかった。キャプテン翼が始まる前だったので)、原稿用紙を買ってきて小説家のまねごとのようなことをしていたのであったが、父親に1000円の万年筆を買って貰ってそれで書いていた。今から思えば、小学生のままごとのようなものである。

 何となく文豪というイメージに惹かれるところがあるので、こうして小さい頃から万年筆は好きであった。機構も複雑で、インク漏れをしたり、インクの詰め替えも容易でなかったりするのだが、それでも万年筆が好きである。

 といって、私の字が空海のような達筆であるかといえば、ほとんど暗号のような字であり、事務員はほとんど超能力を駆使して何が書いてあるか読まないといけないような字なのであるが(自分ですら何をメモしたか分からなくなるときがある)、それでも万年筆の書き味にとりつかれているのである。

 そんなこんなで、万年筆は20本くらいもっているが、既にがたが来て壊れたものや書きすぎて先がダメになったものもある。依頼者の話を聞いてメモしたり、証人尋問でメモをすると相当の字数を書くことになり、すらすらと書ける万年筆は必携である。20本は全て実用であり、使ってみて書き味がしっくりこないものや壊れたものは万年筆収納庫に片付けてあるのである。

 以下に私の気に入っている万年筆を書いてみるが、書き味は個人個人の趣味なので、人によっては私と全く違ったことをいうであろう。

 私が今よく使っているのは、パーカーのデュオフォールドで、以前使っていたパールアンドホワイトが来客中に書いていると軸がばりっと割れてしまったので、同じ型の黒色を使っている。これをスーツの胸ポケットにいつも入れているのである。パーカーのデュオフォールドは、未だにインク詰まりがしたことがない名品である。

 事務所の机では、セーラーの長刀研ぎという万年筆を使っているがこれもまた絶品である。事務員に指示するメモを書くとき本当にすらすらと書ける。これもまたインク詰まりを起こしたことがない。ストレスのない万年筆である。

 あと事務所の机ではモンブランの146というものも使っているが、書き味はモンブランはパーカーやセーラーに比べるとはるかに落ちる。かなり使い込んでいるが、私の手になじんでいない。これは好みの問題なのかもわからないが、そうはいってもやはりモンブランだけあって風格があり手放せないのである。

 手帳用には、今イタリアのメーカーであるアウロラというメーカーのブルーの万年筆を使っているが、これは先の細さといい、手帳用にぴったりである。少しインク漏れがするが(イタリア製は少し雑であったりする)、手が汚れるのもあまり気にならないほど気に入っている。
 この万年筆を忘れて、自宅で手帳から手帳に写す時に手元にないと、イライラするほどの気に入りようである。

 インクはブルーブラックである。黒と違って目に入り込んできやすいし、他の人と少し違うことが好きな私としては、ブラックは嫌なのである。

 今万年筆は今ブームらしい。ただ、万年筆は高い。1本5万円とか平気でする。しかし、最近雑誌にもよく掲載されているように、他の人と違う万年筆を1本はもっていたいものである。

この記事を書いたプロ

中隆志法律事務所 [ホームページ]

弁護士 中隆志

京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL:075-253-6960

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
解決の事例

1、自賠責では後遺症が非該当とされ、損害保険会社から債務不存在(要するに保険会社側から賠償金の支払義務がないことの確認をする為の裁判)訴訟を提起されたが、判決...

弁護士費用について

 マイベストプロを見られた方は、初回相談料を無料にさせていただいております。 ご予約の際にお問い合わせください。 また、当事務所の3名は、全て法テラス(...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中隆志 なかたかし

多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

 「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さん...

中隆志プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

交通事故、離婚、遺言・相続で適切な対応は中隆志法律事務所へ。

会社名 : 中隆志法律事務所
住所 : 京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL : 075-253-6960

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-253-6960

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中隆志(なかたかし)

中隆志法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

前の弁護士さんを断って、本当によかったです。

 前に依頼していた弁護士さんが、全然仕事をしてくれず、依...

S
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(3

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
本日は東京に出張です

 日弁連の法律相談センターの会議に出るため、木曜日の午後から東京である。 今これを書いている時点で「東京...

読書日記「日本海 その深層で起こっていること」

 講談社ブルーバックス。蒲生俊敬。 日本海は他の海と海峡でつながっているが、海峡が浅いため、水の流入が...

犯罪被害者と弁護士による二次被害

 私は犯罪被害者支援に関わってかれこれ20年になるのだが、時々、被害者あるいは被害者のご遺族から、「今依頼...

読書日記「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」

 講談社現代新書。矢部宏治。 表題からするとトンデモ本のように見えるかもしれないが、内容を読むと驚愕の事...

じっと見つめるワン
イメージ

 何を見つめているのか分からないが、小次郎(二代目)である。 虫が飛んでいると捕まえようとするので、狙...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ