コラム

 公開日: 2010-11-30 

印紙代


今日の話題は印紙代である。訴訟をするについて、勝訴・敗訴のリスクももちろんあるが、印紙代がネックとなっている場面もあるように思う。
 裁判を出す場合、その金額に応じて印紙を貼らないといけないのだが、これが結構高い。経済的に困窮している人について、一時的に納付を待ってもらえる訴訟救助制度もあるが、最終的にはやはり請求が来る。

 ちなみに、どの程度かというと、地方裁判所に出す一審の事件で、1000万円の事件で5万円、5000万円の事件で17万円、1億円で32万円である。控訴審だとこれが1.5倍となる。訴訟マニアのような人が裁判を出しまくることを防止するために印紙を納めてもらうようになっているのだが、時にはこの印紙代が出せずに訴訟を断念する場合もあるのである。弁護士費用は着手金を安くしてあげて、うまくいった時に成功報酬で調整しましょうねという契約も出来るのだが、印紙代は訴訟救助で一時的に支払を延ばしても、いずれ支払請求が来るので、一時しのぎにしかならないのである。

 確かフランスは印紙代がいらなかったように思うが、国民のための開かれた裁判を目指すというのであれば、無償とはいわないまでも、せめて印紙代は原稿の10分の1程度にしてもらいたいものである。

この記事を書いたプロ

中隆志法律事務所 [ホームページ]

弁護士 中隆志

京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL:075-253-6960

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
解決の事例

1、自賠責では後遺症が非該当とされ、損害保険会社から債務不存在(要するに保険会社側から賠償金の支払義務がないことの確認をする為の裁判)訴訟を提起されたが、判決...

弁護士費用について

 マイベストプロを見られた方は、初回相談料を無料にさせていただいております。 ご予約の際にお問い合わせください。 また、当事務所の3名は、全て法テラス(...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中隆志 なかたかし

多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

 「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さん...

中隆志プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

交通事故、離婚、遺言・相続で適切な対応は中隆志法律事務所へ。

会社名 : 中隆志法律事務所
住所 : 京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL : 075-253-6960

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-253-6960

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中隆志(なかたかし)

中隆志法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

夫から自由になれて本当によかったです。

 別居していた家族もかえりみず、お金も入れてくれない夫で...

S
  • 40代/女性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
読書日記「動物農場 新訳版」

 早川文庫。ジョージ・オーウェル。 人間に搾取されている農場で、動物たちか反乱を起こし動物による平等な...

身体柔らかいワン
イメージ

 ソファーの角で首をねじ曲げて寝ている小次郎(二代目)である。 人間がこんな寝方をしたら、起きた時首が...

シャツのボタン

 仕事中、私はノーネクタイで殆どを過ごしているが、ボタンは2つ開けている。 これがまたガラの悪さに拍車を...

読書日記「猿神のロスト・シティ」

NHK出版。ダグラス・ブレストン。 ホンジュラスの誰も入ったことのない地域に未発見の文明の遺跡があるとい...

サングラス

 今年も日差しが強い季節になってきたので、通勤途上と裁判所への行き帰りにはサングラスをかけている。 誰か...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ