コラム

 公開日: 2016-04-11 

私の釣り履歴書その1

 小学校1年生の時に釣りをはじめた。
 自宅は大阪城の近くだったので、大阪城でフナを釣りに行った記憶である(公には大阪城の堀は釣り禁止であるが、みな大阪人は釣っている)。
 そのときフナは適度に釣れたが、父親がとてつもないでかいナマズをかけたものの、フナ釣りだったことと水面までかなり距離があったので抜き上げようとしたが糸が切れてしまい逃げられたのを見て小学校1年生の隆志少年の心には衝撃が走ったのである。

 その後は大阪の湿地帯でフナがよく釣れるところに父親に連れられて行ったものの、湿地帯に胸まではまり泥だらけとなり泣きながら家まで帰ったこともある。
 田舎の川でハヤを釣りに行き、崖から落ちて身体中をすりむいたこともあった(ハヤはつくさん釣れたが)。
 
 小学校時代にルアーづりが流行り、みなブラックバスを釣りに行ったものであるが、近所の金持ちの子は使いもできないのに1万5000円もするベイトリールを持っていて羨望の的であった。子どもが買う雑誌に掲載されていたが、そんなものを持っている子どもはいなかったのである。しかし、道具がいいからといって釣れるものでもなく、ブラックバスをルアーで釣り上げたのは1回くらいしかない記憶である(しかもそんなに大きくないやつ)。

 小学校高学年から中学時代は、父親の実家のすぐ下は日高川という一級河川の下流で、日高川ではウナギ釣り(普通は夜釣りだが台風の後などで水が濁ると昼でも釣れる)をして、大人の腕ほどの太さの大ウナギを釣ったこともあれば、メッキというシマアジ、ギンガメアジの子どもをボートを浮かべて大量に釣っていた。
 投げ釣りもして、キスなどをよく釣り上げたものであるが、一度明石の方に釣りに行き、親父が゛やたら釣れているのでそこにエサを入れようとしたら、「そこは俺のポイントやぞ」と言われて釣らせてもらえなかったのが中学時代の一番の思い出である。ひどい父親だと今でも思っている。
 
 高校時代も田舎で時々釣りをしていたが、卒業前に大和川で鯉を釣りに行き、右から吹く風でやたら右頭の端が痛いと思っていたところ、散髪に行って円形脱毛症になっているといわれた。
 当時、京都大学法学部一本以外どこも受けない、京大法学部に行くという論拠のない思いでそれにかけていたので、プレッシャーに負けて頭が禿げたのであった。
 
 大学時代も釣りに出かけていた。一度兵庫の方まで釣りに行こうという話になり、同じゼミで同時に司法試験に合格したS井(現在検察官となり、出世街道ばく進中)と一緒に防波堤に行ったが、このとき一匹も釣れず、S井の指に思い切り針をかけてしまい、S井にひどい目に遭わせてしまったことを覚えている。

 司法試験の勉強中、モヤモヤした気持ちを晴らすのに時々渓流釣りに行くようになったが、渓流の魚は中々手強く、小さいアマゴが釣れただけであった。釣れないとストレスが溜まるので、和歌山の方にあるニジマスの管理釣り場でアホほど釣って帰ってくるようになった(ニジマスのバター焼きはもう食べたくない)。
 司法試験に合格した後、渓流釣りとキャンプをしようという話になり和歌山の龍神の小又川バンガローというところに泊まり釣りをしたが、その時の顛末はブログの最初の方に書いているので割愛する(このときもS井にヒドイ目に遭わせた)。

 弁護士になってからは釣りに行く機会も減ったが、時折釣りはしていて、渓流に行ったり、投げ釣りをしたりしていた。故中村利雄弁護士とも何回か釣行したもので、今では懐かしい思い出である。
 5年ほど前になぜかブラックバスにはまり出して、結果的には小さいブラックバスを数匹と、けっこう型のいいのを2匹釣っただけで終わったが、琵琶湖に流れ込む水路でクリスマスの夕方にルアーを黙々と投げているのを滋賀県在住の事務所のご近所の女性弁護士に目撃され、女性弁護士に「まさか中先生では・・・」と思われたこともあった。
 小学校の頃揃えられなかった高級釣り具も揃えたが、道具が良くても釣れないのは今も昔も同じである。
 ここ2年ほどはブラックバス意欲も失せたので、先日近所の子どもでブラックバス釣りが好きという子どもに全てのルアーと竿とリールをあげた。使わないのであれば、誰かが使う方がいいと思ったためである。小学校の子どもではとうてい所有することのできない道具に彼はきっと興奮して眠れなかったであろう。

 40年近く釣りをしてきて、今は投げ釣りと渓流釣りしかしなくなったが、先日、盟友の吉田誠司弁護士が「中村利雄追悼渓流釣りに行きたい」というので朝5時半に事務所の前まで迎えに来てもらい、渓流に行ってきた(ここからが本題)。
 久しぶりに渓流に行くと、やはり釣れなくても釣りはよく、これから時々釣りをしようという気にさせられているのである。
 続く。

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