コラム

 公開日: 2011-06-27 

モンスターピアレンツ

少し前に警察に「鍵をかけたか見てきて欲しい」というふざけた理由で110番をしているというケースを紹介したが、モンスターピアレンツもこれと同系統に属するものであろう。
 自らは義務を履行していないにもかかわらず、他人には自らの権利を主張しまくるというところが共通している。
 鍵をかけたか見てきて欲しいという110番をした人間が多額の納税(納税は国民の義務。ただ警察は各都道府県の公務員だが)をしているとはとうてい思われない。そんな性根では仕事をしてもうまくいくはずがないからである。
 

 モンスターピアレンツも自らの子が義務を履行していなかったり、親の方も履行していないにもかかわらず、自らの権利だけは主張するのである。

 日本人はそもそも、要求だけして自らは何もしない人物像を否定し、主張するからにはその裏できちんと自らがなすべきことはしているということが模範であったはずである。これは、「恥アル者」すなわち、恥を知る心ということもできよう。

 しかし、今のモンスターピアレンツに「恥」を知るということは期待出来そうにない。学校でことなかれ主義で運動会などで順位をつけなくなったりしていることが、その人物の社会における位置というものを勘違いさせたまま成人になってしまい、自らは権利主張だけしていればよいという勘違いをさせているように思えてならない。
 マンガなどもよくない。全くダメそうな子が実はすごい能力を秘めていたというようなマンガが多すぎる。

 実際の社会ではダメそうな人はたいていそのままダメである。努力をして一人前になるのであるが、マンガの世界では少し努力をするとめきめき上達する。そんな話は一般社会には存在しないし、あったとしてもレアケースである。
 何も努力しないまま権利主張をするというような風潮が日本を席巻すれば日本人というもののアイデンテティは崩壊するであろう。

 モンスターピアレンツに学校がびしっと言わない「事なかれ主義」で来ていることも問題に拍車をかけているようである。弁護士を学校の苦情解決依頼をすることで、学校側の教師の負担なども相当軽減されると思うのであるが…。

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