コラム

 公開日: 2011-07-28 

ブログの怖さ

他の人のブログを見ることがあるが、「よくこんなこと書くなあ」というブログがけっこうある。
 赤裸々にその日にあった出来事が書かれていたり、他人に対する文句が書かれていたりする。
 ブログは公開されているものであるので、偶々であれなんであれ、書かれた当事者がそのブログを見ることだってあり得る。あえて本人の目に触れることを期待して書いているというのであれば別であるが、たぶんブログを書いている本人としてはそこまでの認識はないのであろうかと思う。
 本当に自分のパソコンの中に思ったことを書いているのではないのであり、インターネット上で公開されているのである。
 私ももっともっと書きたいことがないではないのだが、それを公開して情報発信したところで何になるというのかという気持ちもある。
 また、単に自分の感じたことを書いてあるだけのブログなどもある。

 長崎の司法修習生がブログで取調の様子を書いて問題となったが、その人にもそうした認識が甘かったのであろうと思う。
 法律家の守秘義務は重く、その点を軽々しく考えている点で法律家には向いていないと思う。また、こういうことを書けばどういうことになるかということも考えられずに書くということは、法律家として書面を書くという作業に向いていないことになる。法律家が書く書面は、相手の反論も考慮した上で、他の自分がしている主張と矛盾していないか等吟味して書くものだからである。だいたい、若手弁護士の書面はそうした吟味がなされていないことが多い。自分が書いた書面の中で矛盾があるということは、全く事件について考えていない証拠である。

 ブログを書くことに何を求めているかであるが、私がブログを書き続けるのは、一般の人に弁護士の実像をしって欲しいこと、若手弁護士や修習生に弁護士としてどうしていくべきかを知ってもらうための足がかりとなって欲しいこと、私自身がブログに書くことで頭を整理でき、自分に対する戒めともなることなどが理由である(この目的と異なる記事もあるが、まあそれは私が好きでしていることだし私のブログなので許して下さい)。
 単なる日記代わりにブログをするのであれば辞めた方が無難である(特に法律家は)。

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