コラム

 公開日: 2012-04-10 

依頼者への連絡・報告・相談

 何回か似たようなことを書いたが、弁護士会で市民窓口(弁護士に対する苦情相談窓口)を担当していると、表題のことが出来ていないのではないかと思われる弁護士が多数いるのではないかという気持ちにさせられる。

 弁護士から連絡をもらったことがなく、いつもこちらから問い合わせをして、居留守っぽいこともあったという話もあるし、何回かかけてようやく連絡が帰ってくるというような話も割合聞く。多忙は理由にならない。依頼者は弁護士に依頼をした以上、弁護士からの連絡を待っているものだからである。
 事件の進行内容の報告も重要である。私は基本的に動きがあれば、メールかファックスか郵送で、事件の進行状況について文書を作り依頼者に報告する。相手方からきた書面やこちらが出したものについては基本的に写しを送る。裁判になっているものについては、期日ごとに報告書を出す。
 よく、「自分の事件が今どうなっているか全く報告がないのでわからない」という話を聞く。

 事件の処理方針について、依頼者に「どうしますか」という相談がないという話もよくある。「こうしといたし」とか、「この方がいいからこっちでやります」と一方的な話がされて反対したり、質問したら、「プロに文句をつけるのか」ということで依頼者の口を封じ込めてしまうという話もよくある。
 事件方針については、最終的に決めるのは依頼者であり、弁護士は依頼者に対して情報とメリット・デメリット、可能な範囲での予測を説明しなければならないし、法的問題点についてはわかりやすい言葉で説明しなければならない。
 私の事務所では、基本的に文書で説明をして、必要があればさらに打ち合わせをして決定するようにしている。

 説明についても、委任契約書の条項をひとつひとつ説明し、一般事件であれば、交渉・調停・訴訟とそうした場合どのように進んでいくかということを説明文書とともに説明し、証人尋問前には尋問内容もさることながら、尋問がどのように進むかということ、座る位置、宣誓の仕方、裁判所の介入尋問があること等々について、これも説明文書とともに説明する。

 これが当たり前だと思うのであるが、実際はそうでないようである。

この記事を書いたプロ

中隆志法律事務所 [ホームページ]

弁護士 中隆志

京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL:075-253-6960

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
解決の事例

1、自賠責では後遺症が非該当とされ、損害保険会社から債務不存在(要するに保険会社側から賠償金の支払義務がないことの確認をする為の裁判)訴訟を提起されたが、判決...

弁護士費用について

 マイベストプロを見られた方は、初回相談料を無料にさせていただいております。 ご予約の際にお問い合わせください。 また、当事務所の3名は、全て法テラス(...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中隆志 なかたかし

多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

 「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さん...

中隆志プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

交通事故、離婚、遺言・相続で適切な対応は中隆志法律事務所へ。

会社名 : 中隆志法律事務所
住所 : 京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL : 075-253-6960

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-253-6960

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中隆志(なかたかし)

中隆志法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

前の弁護士さんを断って、本当によかったです。

 前に依頼していた弁護士さんが、全然仕事をしてくれず、依...

S
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(3

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
本日は東京に出張です

 日弁連の法律相談センターの会議に出るため、木曜日の午後から東京である。 今これを書いている時点で「東京...

読書日記「日本海 その深層で起こっていること」

 講談社ブルーバックス。蒲生俊敬。 日本海は他の海と海峡でつながっているが、海峡が浅いため、水の流入が...

犯罪被害者と弁護士による二次被害

 私は犯罪被害者支援に関わってかれこれ20年になるのだが、時々、被害者あるいは被害者のご遺族から、「今依頼...

読書日記「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」

 講談社現代新書。矢部宏治。 表題からするとトンデモ本のように見えるかもしれないが、内容を読むと驚愕の事...

じっと見つめるワン
イメージ

 何を見つめているのか分からないが、小次郎(二代目)である。 虫が飛んでいると捕まえようとするので、狙...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ