コラム

 公開日: 2012-10-29 

思い出の味

 薄暗い病院だったことを覚えている。
 私の年齢は小学校3年生であったか4年生であったか。
 

 朝起きると父親も母親もおらず、父親が死に瀕するような状況で入院していると聞かされた。
 その後、父親は回復し、今は殺しても死なないような顔をしているが、この病院に母親とまだ小さかった妹と一緒に電車に乗って通うことになった。

 前にも書いたが、その病院の地下室には、うどんの自販機があり、母親に数百円貰ってはそこのうどんを食べに行くのが病院に行った時の私の常となった。
 今となっては味も思い出せないが、そのうどんが旨かったということは覚えている。
 薄暗く、父親が死ぬかも知れないといわれ、まだ小学生であったので漠たる不安を抱えて通っていた病院であったので、余計にその味が凝縮されているのかもしれない。

 人それぞれ思い出の味があると思うが、それはきっと幼少の頃の記憶だろう。

この記事を書いたプロ

中隆志法律事務所 [ホームページ]

弁護士 中隆志

京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL:075-253-6960

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
解決の事例

1、自賠責では後遺症が非該当とされ、損害保険会社から債務不存在(要するに保険会社側から賠償金の支払義務がないことの確認をする為の裁判)訴訟を提起されたが、判決...

弁護士費用について

 マイベストプロを見られた方は、初回相談料を無料にさせていただいております。 ご予約の際にお問い合わせください。 また、当事務所の3名は、全て法テラス(...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中隆志 なかたかし

多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

 「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さん...

中隆志プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

交通事故、離婚、遺言・相続で適切な対応は中隆志法律事務所へ。

会社名 : 中隆志法律事務所
住所 : 京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL : 075-253-6960

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-253-6960

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中隆志(なかたかし)

中隆志法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

内縁の妻では、相続権はないから、損害賠償は出来ないという弁護士さんもいたのに・・・

 内縁の夫が交通事故で死亡し、損害賠償は出来ないのかとあ...

T
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(2

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
読書日記「「石油の呪縛」と人類」

 集英社新書。ソニア・シャー。 石油がどのようにして蓄積されたのか、また、石油が登場してから人類はどうな...

夜明け

 二代目小次郎の散歩は6時25分頃から始めるのだが、ようやく明るくなってきた。 季節の移ろいを感じるとこ...

ボール持ってきて待ってるワン
イメージ

 お気に入りのボールを持ってきて、投げてもらうのを待つ二代目小次郎である。 このボールは、初代小次郎も...

大声で歌う若者

 私の自宅は隣が児童公園で、その向こうにサイクリングロードがある。 朝や夜に庭で葉巻をふかしていると、こ...

読書日記「99.9パーセントは仮説」

 光文社新書。竹内薫。 世の中に通説とされていたり、当然とされていることが意外に論拠がなかったり、簡単に...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ