コラム

 公開日: 2013-01-22 

神戸での釣り1

 大学時代、無性に釣りに行きたくなるときがあり、そういう時はS井に声をかけて無理矢理連れて行くのを常にしていた。
 あるとき、釣りサンデーを読んでいると、「波止場の飲ませ釣り特集」というのがあり、まず小さい魚を釣り、その魚を生きたまま泳がせておくと、巨大な青物(ツバス)とかスズキが釣れるというのである。
 「これや!!!」と試験勉強中に光明を見いだした気持ちになった私は、早速S井に電話をして、神戸の方の波止場に行こうということで無理矢理に予定を入れたのであった。

 確か平日の朝の始発くらいに京都を出る新快速の先頭車両に乗っておいてくれとS井に言い、大阪駅から釣り竿を持って乗り込む。
 通勤客の中でこれは目立つ。大学1年生の時に父親の自動車を峠で廃車に追い込んだ私であるので、自動車で行くという選択はなかったのであった。

 波止場に着くと、平日なのに人がけっこういる。この人達は何をしているのだと思う私。仕事せんかい(自分のことは棚に上げている)。

 ややしらけた感じでいそいそと支度をする私を見るS井。私もたいてい焦らない男だが、S井は私よりももっと焦らない。焦らないというよりは、気持ちが高揚することがあるのかという気もする。ノリノリでカラオケでソファーの上に立つことは一生ないであろうS井である。

 まあそれは置いておくとして、つり出したが中々釣れない。
 周りのオジサン達も釣れていない。釣りサンデーはウソだったのか~。
 焦る私。

 何度も狭い波止場で投げを繰り返すうち、私がビュンと投げた時、後ろで、S井の、「イテテテ…」という声が聞こえたのであった。

 つづく。

この記事を書いたプロ

中隆志法律事務所 [ホームページ]

弁護士 中隆志

京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL:075-253-6960

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
解決の事例

1、自賠責では後遺症が非該当とされ、損害保険会社から債務不存在(要するに保険会社側から賠償金の支払義務がないことの確認をする為の裁判)訴訟を提起されたが、判決...

弁護士費用について

 マイベストプロを見られた方は、初回相談料を無料にさせていただいております。 ご予約の際にお問い合わせください。 また、当事務所の3名は、全て法テラス(...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中隆志 なかたかし

多重債務や犯罪被害、交通事故被害に苦しむ人々を法律によって救いたい(1/3)

 「法律を知らないがために不利益を被っている人々を守りたい」。インタビューの冒頭、弁護士の中隆志さんは淡々とした口調ながらも熱い思いを語ってくれました。京都市営地下鉄「京都市役所前」駅から歩いて約5分のところに中隆志法律事務所を構える中さん...

中隆志プロに相談してみよう!

京都新聞 マイベストプロ

交通事故、離婚、遺言・相続で適切な対応は中隆志法律事務所へ。

会社名 : 中隆志法律事務所
住所 : 京都府京都市中京区二条通河原町西入榎木町95-1 延寿堂第2ビル5階 [地図]
TEL : 075-253-6960

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

075-253-6960

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中隆志(なかたかし)

中隆志法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

内縁の妻では、相続権はないから、損害賠償は出来ないという弁護士さんもいたのに・・・

 内縁の夫が交通事故で死亡し、損害賠償は出来ないのかとあ...

T
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
毛布大好きだワン
イメージ

 毛布が大好きな小次郎(二代目)である。 どういうことをすればウケるかについて、遺伝子レベルで染みつい...

手帳の交換の時期

 私が使っている大阪弁護士会協同組合が出している訟廷日誌(合冊版)は、1月末以降が書く欄がかなり小さくなる...

小次郎パンチだワン
イメージ

 年末年始の休みでずっと気を張っているせいか、疲れている小次郎(二代目)である。 今年も小次郎(二代目...

加除式の本

 ボス弁の事務所には大量に加除式の本があり、その中に条文ごとに裁判例が掲載されている本があった。以前は判例...

読書日記1月10日

「家康研究の最前線」洋泉社。平野明夫編集。 嫌いではあるが、生き方としては家康のように生きるのが正しいで...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ