コラム

 公開日: 2016-08-17 

子供部屋の窓、設計時に考えたい最適な大きさと位置

子供部屋に自然光を取り込むためには

お子さんの部屋について考えるとき「日当たりが良く、風通しの良い空間に」と考える方が多いでしょう。
お子さんが健やかに、そして快適に過ごせる空間にすることは家づくりの大きなポイントになっているのではないでしょうか。

部屋を明るくするには、採光について考えることが必要になってきます。日の光を取りこむには、窓の高さや位置、面積がかかわってきます。

窓は、高い位置に設けると部屋の奥まで日が入るようになり、部屋全体を明るくすることができます。
ベランダなどに面しているのであれば、天井まで高さのある掃き出し窓にすると開口部が大きく開放感が得られるとともに、自然光もたっぷり取り入れることができます。

大きな開口部を確保できない場合は、部屋の上部、高い位置に窓をつけると部屋を光で明るくすることができます。
そして、横長の窓よりも、縦に長い窓を高い位置に設けると部屋の奥まで光を届けることができます。

窓の配置を工夫して風通しの良い部屋づくりを

次に風通しについて見ていきましょう。

大きな窓を設ければ自然の風を取りこむことができると思うかもしれませんが、風の通りを考えると窓は二つ設けるのが理想です。風の入り口と出口を作ってあげるのです。

隣家が迫っているなど住まいの環境により、大きな窓を設けることができない場合があります。しかし、心配いりません。通風は窓の大きさではなく配置されるバランスに影響されますので、風の通り道をきちんと考えてレイアウトすることが大切です。

採光と同じように、風も窓の高さを利用することができます。天井に近い高い位置の窓と床に近い低い位置の窓を向かい合わせにすると、あたたかい風が高い位置の窓から抜け、冷たい空気が低い位置の窓から入ってきます。

このように窓の配置をきちんと考えることで、風通しの良い部屋をつくることができます。

家の立地条件、そして季節などにより風の流れは変化します。風の流れをきちんと把握することで、小さな窓であっても風を上手に取り入れることができるので、私たち建築家などに相談してください。

窓の断熱性や防音性にも意識を払う

窓は熱や音が出入りする部分です。それゆえ、断熱性や防音性にもこだわりたいところです。

最近では、ペアガラス(二枚ガラス)やトリプルガラス(三枚ガラス)といった多層ガラスが提案されており、断熱性がアップしています。

また防音効果が期待できるガラスなどもありますので、外部の騒音に悩まされないよう、また部屋の中の声や音が外にもれてご近所の迷惑にならないように、窓に対策を施すことも大切です。

この記事を書いたプロ

株式会社ローバー都市建築事務所 京都オフィス [ホームページ]

一級建築士 野村正樹

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