コラム

 公開日: 2012-06-07  最終更新日: 2014-07-03

SDCの学校探訪-1- 京都学園高校

6月7日 京都学園中学高等学校の塾説明会が開かれました。今年度の進路状況、中学・高校の入試状況の報告がありました。
 京都学園中学高等学校のスローガンは「生徒が喜ぶことを一生懸命にする。それが私たちの喜びである。」ということです。これは私たち塾でも同じです。お金をいただいているのですから、それに値するものを提供する必要があります。目に見えるのは入試結果です。生徒が喜ぶ顔を見ることが一番の喜びですが、結果だけにとらわれると違った方向に行くかもしれません。それが「世界的視野で主体的に考え行動する人材の育成」「世界のどの舞台に立っても自分の意志で堂々と行動できる人間の育成」へとつながっていきます。その実現のために
1.学力向上と進路実現
2.社会性・公共性・協調性・道徳心を育む
3.保護者の皆様との協力と相互理解 情報の提供と共有
4.国際理解教育の推進
5.今、学校に何を求められているのかを常に考え、
  タイムリーなアイデアの創造企画と実践に努める


 塾対象の説明会でいろいろな先生たちがお話しされます。2~3年前、先生方には迫力がありました。でも何か物足りなさを感じていました。今年の先生方は違っていました。そのお話に、迫力は以前と同じくらいありました。と同時に以前には感じなかった風格がありました。愛情と情熱だけではなく、それに加えての実績が自信につながり、聞いている私にそんな感じを与えてくれたのでと思います。





その後、貴重なお時間をいただき、佐々井校長にお話を伺いました。
京都学園中学高等学校 佐々井校長先生

開口一番 
人生「覚悟」の連続である。悩みもし、迷いもする、躊躇する時もあれば、逆境にくじけそうになる。そんなときに自分に「覚悟」があれば切り抜けられ、新たな展開が始まる。それをお聞きした時、「乾坤一擲」 この言葉が胸をよぎりました。我々がなかなか実践できないことです。しかし人生の中で最も必要なことだと思います。ややもすればやすきに流れ、妥協してしまいがちな私には耳の痛いお言葉でした。

 京都学園のコースの一つに、国際コースがあります。学校設立時、英語の必要性、国際人の育成が絶対不可欠だと考えられ、今に至っているコースです。このコースの特徴はなんといっても7か月にわたる長期留学です。アメリカやカナダには現地の京都学園があるそうです(現地の提携校のことをそうおっしゃっていました)。そこで単なるビジターではなく、その社会に入ってともに生活して初めて知ることも多くあり、それがその子の将来に与える影響は計り知れないものがあるとおっしゃっていました。
 ある女子高生のお話をしていただきました。彼女が、帰国した時に校長にこんな話をしてくれたそうです。「留学中は、苦しいことや、つらいことばかりで楽しいことなんてなかった。さびしかったし帰りたかった。そんな時は学校の先生に相談したり、母に聞いてもらったりした。頑張ろう、がんばろうとしていた自分に、頑張らなくていいよ、自分のやりたいようにやったらいいよ。と母や周囲の人が言ってくれた。その時気が付いたんです。私一人でいるんじゃない、みんなが居てくれるんだと。」彼女は帰国してから、自分が誰のために何ができるのかを考え、進路を選択したそうです。
本物に触れることがいかに大切かを教えてくれるエピソードでした。
 彼女の後輩の国際コースの生徒たちに何がしたいのかをアンケートされたそうです。そうすると英語漬けの一日を送りたいとの声が起こったそうです。その声にこたえるべく「English Day」が実施されました。その日は全員が英語だけで一日を送ることになったそうです。一番困ったのは先生だったようですが・・・その日は提携の大学の先生や、長期留学をした先輩たちがその経験をスピーチしたそうです。それを聞いて生徒たちの英語への関心、語学に対する興味も以前にも増して大きくなっていったようです。

もう一つ、特色があります。バイオサイエンス教育の一環として、それは本物に触れるということです。「鶏や眼球の解剖、ミツバチの生態や、からだの仕組み」の本物を使っての学習です。最初は嫌がっている子どもたちも、それが「いのち」につながり、生物の不思議を知ることになり、いつも食べている唐揚げや、話題になるフェロモンの知識につながっていくとのことでした。

京都学園中学高等学校は「いつかプロ! 今、本気! 10年後の礎を今築く」を合言葉にされています。これは、小・中・高校生を指導している人々の共通の気持ちではないでしょうか。将来を見据え、子ども達の夢を実現するために教育者は黒子に徹する。そして、子どもたちが大人になった時、黒子の役目を果たした教師の姿をその子が分かってくれたらいい。その校長のお言葉にはまったく同感です。そんな大人になってもらいたい、青春時代はくるしいことの連続ですが、それを乗り越える力をつけてもらいたいというお気持ちがわかりました。
 
もう一つ進学実績ですが、詳細は京都学園中学高等学校のホームページを見ていただければわかりますが、国公立・有名私立大学の入学者の中学時の成績がオール3~4の生徒が50%を占めていることです。これは学校の指導の効果を表していると思います。そして、大学進学の指標に「偏差値」があります。生徒たちは非常に気にします。私たちもそうです。しかし本当に偏差値が必要なのは「われわれ教師なのではないだろうか」とおっしゃったことです。指導する教師の偏差値はどうして計るのでしょうか。それは子どもたちが出してくれると思います。
 


京都学園中学高等学校の詳細はホームページをご覧ください。
http://kyotogakuen.ed.jp/wiki/top

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TEL:075-956-4919

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