コラム

 公開日: 2012-07-06  最終更新日: 2014-07-03

SDCの学校探訪ー4- 南京都高等学校から京都廣学館高等学校へ

6月29日、梅雨の合間の快晴の日に南京都高等学校へお邪魔しました。



校門を入るときに二人の在校生とすれ違いました。事務所がどこかわからなかったのでその生徒さんに聞きました。礼儀正しく言葉づかいも丁寧に教えてくれました。
 応接室に入ってまず目についたのが23年度の卒業生の進路状況の一覧表でした。そこには、関関同立・産近甲龍といった関西の難関私立大学の名前が並んでいました。

正直驚きでした。開校以来30年、そして来年度より「京都廣学館高等学校」として新たなスタートをきられようとしている中西校長にお話をお伺いしました。



京都廣学館高等学校は「どこからでも、伸ばす」を合言葉にされています。そして「徳・体・智」の三本柱を生徒たちの教育の基本とされています。どの高校もその三本柱を上げられますが、通常は智・体・徳の順番です。京都廣学館高等学校では徳を一番に据え 座禅・少林寺拳法を正規の授業の中に取り入れて全員必修とされています。一年生たちは面食らうようです。中学時代はそんなことを経験したことがないのでどうしたらいいのかわからなかったようですが、時間がたつにつれだんだん理解していくようです。その上に体(クラブ活動・学校行事)、智(大学進学等)が構築され人間として成長していってほしいとの思いです。

十数年前は南京都高等学校というよりも「南京」という名が通っていました。男子校でもあり、学習の苦手な生徒がやり直しをする学校としての存在だったと校長はおっしゃっています。当時校長も現役で教壇に立たれていて、中学浪人は出してはいけない、公立で受け入れられない子たちを私立高校が引き受けるという気持ちで教育されていました。いろいろ御苦労があったと思います。クラブ活動の面で素晴らしい実績を残されてきました。

2001年よりコース制を導入され、学校改革を実施されてきました。完全男女共学、5コース制の体制で、今年度の実績をだされました。その実績の上で来年度より校名変更とコース制の再編成をされます。その目的は、ごく普通の子を自分の選択により自分の未来を見据えていくようにしたいという思いがあります。ごく普通の子はあまり目立ちません。よくいわれる「可もなし、不可もなし」です。そんな子が「認められる」ことにより、変身していくことはよくあります。私も塾生たちを見ているとそのことはよくわかります。分野は何でもいいのです。運動でも、勉強でも、趣味でも自分の好きなことでいいのです。一つでも周囲から認められればその子の自信につながります。





今年の春に同志社大学へ入学した生徒の話をしていただきました。彼は少林寺拳法部で夏の大会まで頑張っていました。大会が終わり、クラブモードから受験モードに切り替え、連日8時過ぎまで学校に残って勉強し続けました。その結果、大学入学を勝ち取ったのです。彼にとっても素晴らしいことだと思います。それ以上に大きな効果をもたらしたようです。当時の2年生、現在の3年生が先輩の姿を見て「自分たちにもできるかもしれない」と思ったことです。彼らは今、授業が終わってからも遅くまで学校で勉強しているそうです。学校の先生たちも一緒になって応援されています。塾の立場からはその時間は塾の時間です。といいたいところですが、自分の可能性を追求していくということは素晴らしいことだと思います。

いいことばかりではありません。毎年中退者が出ていることも事実です。ただ、その原因は、素行不良や学業不振なのですが、本人の気持ちが一番だということです。どんな学校かも知らない、学校に来るのは受験日が初めてという中学生もいるとのことです。学校に対する最低限の知識は持ってもらいたいと思います。入試センターの山中先生もおっしゃっていました。「学校の成績は大切、しかし本人の強い向上心も大切なのです。京都廣学館高等学校で勉強したいという生徒ならご相談に応じます。」

もう一つ校長が力説されたことは、保護者の方々との連携です。「受かってよかったね」という保護者の声が一番大切だ。子供を思う親の気持ちと学校が一体になれば子供たちへの影響にも素晴らしいものがあるという言葉が印象的でした。私も見習わせていただきます。

公立高校の入試制度が変わろうとしています。そうすれば私学への影響も大きいものがあります。よい場合もあり、そうでない場合もあるかもしれません。私学としても原点復帰、目指すところを明確にして学校をアピールしていく必要があるようです。そのために南京都高等学校は平成25年度 京都廣学館高校へと進化されます。

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