コラム

 公開日: 2017-11-02 

自律神経失調症ってどんな病気なの?

自律神経失調症って、どんな病気?]]
 ストレスや不規則な生活、習慣などにより、身体を働かせる自律神経のバランスが崩れるために起こる様々な身体の不調のこと。
 頭痛、不眠、便秘、下痢、めまい、動悸など自覚症状が続き病院で検査を行っても、〝どこにも異常がない〟と言われた。これは、内臓や器官による異常ではないため、病院で検査をしても〝異常〟がありません。といわれます。また、自覚症状があるのに検査をしても異常が見つからないため、自律神経失調症と診断される事が多くあるようです。 

自律神経失調症のメカニズム

 人体の神経系には、2種類の神経系があります。1つは、体性神経系です。体性神経系は、骨格筋の運動や体性感覚を主に関わり、随意的な制御を受ける。例えば肘を曲げようとする時、意志に基づいて動かすことができます。もう一つは、自律神経系です。自律神経系は、内臓、心筋、平滑筋、腺などの運動、分泌に主に関わり、不随意的、無意識に制御している。例えば、心臓は、無意識に動かされています。

 自律神経は、循環、呼吸、消化、分泌、排泄、体温調節など、基本的な生命活動の維持に働き、ほぼ全身に分布し、生体の恒常性の維持に重要な働きをしている神経です。
 自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類がある。
交感神経は、〝闘争、逃走の神経〟とも呼ばれ、心拍数増加、血圧上昇、腸管運動低下など行動するときに働きます。(熊が出てきたとき、ゆっくりしていたら襲われます。そのとき素早く逃げたり、戦ったりするときに働きます)。一方、副交感神経は、〝安静と消化の神経〟と呼ばれ、心拍数減少、血圧低下、腸管運動促進などエネルギーを確保する神経です。(休息やリラックスするときに働く神経です)。

自律神経は、1つの器官を交感神経と副交感神経の2つで支配している。
例えば、心臓は、交感神経の働きでは、活発に働かせ心拍数を増加させ、血圧を上昇させます。反対に副交感神経の働きでは、心拍数が減少し、血圧も下げます。また、1つの器官に対する交感神経と副交感神経の作用は、拮抗している働きがある。例えば、心拍数が増加すれば減少させるように拮抗して働きます。

 健康な状態では、交感神経と副交感神経のバランスが保たれているために活動や休息を上手く取ることができます。しかし、ストレスや不安、生活習慣の乱れなどの何らかの理由によって、神経活動の調和が崩れると休息したいのに交感神経が活発に働き、眠れない。反対に副交感神経が活発になり無気力や無反応などの症状が現れたりすることがあります。

まとめ
 自律神経失調症のメカニズムは、何らかの原因によって交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、健康な状態が保たれないことにより現れる症状です。自律神経のバランスが崩れるのは、色々な原因が複雑に絡み合って起こると言われています。

                            

自律神経失調症の症状

自律神経のバランスが崩れるのは、色々な原因が複雑に絡み合って起こると言われています。その為症状は、人それぞれで程度も違います。

肉体的:頭痛、頭重感、耳鳴り、耳閉感、
    口の渇き、口内の痛み、味覚異常、
    疲れ目、なみだめ、
    のどの違和感、のどがつまる、
    動悸、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、
    血圧変動、息苦しい、息切れ、
    胃の不快感、便秘、下痢、
    吐き気、腹部膨満感、腹鳴、
    手足のしびれ、手足の冷え、
    多汗、汗がでない、冷や汗、
    皮膚の乾燥・かゆみ、
    頻尿、残尿感、尿が出にくい、
    インポテンツ、生理不順、
    肩こり、関節のだるさ、
    慢性的な疲労、疲れやすい、ほてり、
    不眠、便秘、下痢、微熱 など

精神的:イライラ、不安感、落ち込み、やる気がでない、
    感情の起伏が激しい など

    上記以外にも様々な症状があります。

鍼灸治療

自律神経失調症の鍼灸治療は、NIH:国立衛生研究所(アメリカ)の発表で、鍼灸治療の各種疾患に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療としての効果についいて有効であると発表されました。

 鍼灸治療では、自律神経失調症から起こる症状(頭痛、めまい、耳鳴り、食欲不振、全身倦怠感、全身の冷え)や全身をリラックスさせるなどの効果が期待できます。

自律神経失調症は、治療できる疾患です。早めに適切な治療を行って下さい。


自律神経失調症以外で鍼灸治療は、どのような疾患(症状)に効果があるの?

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