コラム

 公開日: 2018-04-15 

家計簿のつけ方

ファイナンシャルプランナーに相談したいけれども一歩踏み出せないという方の中には、
「家計簿をつけていないので怒られる(呆れられる)のではないか」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。

確かに、ライフプランニングをするうえで家計のデータは必要です。
しかし、実際には家計簿をつけていない方から相談を頂くこともよくあります。
その場合、初回相談で簡単な家計簿のつけ方をお教えしたうえで、
一ヶ月ほど試験的に家計簿をつけてもらってから次のステップに進んでもらいます。

家計簿をつけている方でも、場合によっては同じようにしてもらうこともあります。

というのも、家計簿のつけ方に問題があることが多いのです。

例えば、こんな家計簿(数字は適当です)。

手取り収入   30万円

支出 家賃     8万円
    食費     5万円
    小遣い    3万円
    通信費    1万円
    カード払い  6万円
    使途不明金 2万円
    貯蓄      5万円
    計      30万円

金額が適正か否かは置いておくとして、何が問題でしょうか。

答えは、「カード払いの中身が分からないこと」です。

クレジットカードでの決済が増えていますので、カード払いがあること自体は不自然でもなんでもありません。しかし、食費や住居費といった支出項目と同列に表記するのはおかしいでしょう。これと似たものに、「引き落とし」という項目を設けている方もいます。
現金払いなのか、カード払いなのか、はたまた銀行引き落としなのか、これは決済方法の違いであって支出の中身ではないのです。

家計簿をつける場合は、支出項目ごとに金額を記録することが重要なのです。
カード決済をしている場合は、都度支出項目を記録するか、利用明細書を残しておいて後で整理するかすべきでしょう。

上記の例をあるべき姿に置き換えると、下記のようになります。

手取り収入   30万円

支出 家賃    8万円
    食費    5万円
    小遣い   3万円
    通信費   1万円
    水道光熱費 2万円
    消耗品費  1万円
    被服費    3万円
    使途不明金 2万円
    貯蓄     5万円
    計      30万円


「収入 ― 支出 ― 貯蓄 = 0」

となるのが正常で、そうならない場合はどこかにお金が消えていることになります。
(それを便宜的に「使途不明金」と呼んで調整しています)


家計簿をつけるうえでまずやるべきことは、

・決済方法に惑わされずに支出項目ごとに振り分けをすること
・使途不明金がいくら発生しているかを把握すること

です。
この2点さえ押さえておけば、次のステップに進むことができます。

ちなみに、1000円以下の端数は適当に処理しても大勢に影響はありません。
(四捨五入で十分です)
細かくつけ過ぎると途中でイヤになるという性格の人は、ある程度大雑把に考えた方が長続きするでしょう。

この記事を書いたプロ

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