コラム

 公開日: 2017-05-16 

子育て建築士が考える 失敗しない間取り

わが家の失敗例

ここで、現在子育て中の私の失敗談、成功事例についてご紹介いたします。

新婚の頃は、6畳間と4畳半のダイニングキッチンと、お風呂、トイレが別々の木造アパートに住んでいました。新婚の夫婦二人にとってはちょうど良かったのですが、子供が生まれてからは、生活が成り立たなくなってしまいました。

そして8年前に、3軒長屋の町家を親族から購入しました。40年前に洋風の内装に大幅に改装されていたものをリフォームすることにしたのです。ただし間取りは大きくは変えられません。

暮らし方などの理想もあったのですが、やがて二人目の子供が生まれ、三人目の子供が生まれ、どんどん当初の暮らし方が変わっていってしまいました。結果、リフォームした時に想定した暮らし方とは、全く違う暮らしになってしまっていました。

将来的な家族構成の想定をせずに、その時々のライフステージに合わせた住居購入やリフォームの計画を立ててしまったがゆえに、親との同居などといった今後の理想には対応しきれなくなってしまいました。また、子供の目線にたった設計も不十分だったので、子供にとって暮らしやすい環境とは言えなくなっていました。

重要な事は、家族と生活について考え尽くす事

改めて、今後の人生設計も踏まえて、理想の家族構成や、その家族が快適に暮らせる環境作りについて考慮した間取りと、赤ちゃんからシニアまで、誰にとっても住み心地の良い、優しい環境のためのユニバーサルデザインを導入する事の重要性に気付かされました。

あらゆるライフステージにも対応できる柔軟性があり、末永く住み続けられる、家族のための家というものは、行き当たりばったりの対処でどうにかなるものではなく、将来までも見据えて、計算し尽くした結果得られるものなのです。

パズルを使ったワークショップで、間取りについて考える

現在、理想の家族と生活を考えて、ライフステージを想定した間取りについて、パズルを使って考えるワークショップを行っています。

これを体験することで、理想の人生と、それに見合った間取りというものが見えてきます。思いもよらぬ問題点などが明瞭になり、その対策ができるようになり、本当にこうありたいという家族の理想像が分かってきます。

この記事を書いたプロ

一級建築士 冨家建築設計事務所 [ホームページ]

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