FXで勝率を上げる為に重要になるのが時間帯になります。
トレード方法にもよりますが「勝ちやすい時間帯」、「負けやすい時間帯」は実際にあるので、今まで時間帯を気にしてなかった方はこの機会にFXの時間帯をご確認下さい。
特にお勧めなのは取引が活発な時間帯のトレンド狙いになります。
FXで勝ちやすい時間帯
FXで勝ちやすいはトレード方法によって異なります。順張り狙いの方は「トレンドが発生している時間」、逆張り狙いの方は「トレンドが発生しにくい時間」を狙う事で勝ちやすくなると思います。
【勝ちやすい時間】トレンド発生中の順張り狙い

順張り派の方が勝ちやすい時間帯は「トレンドが発生している時間帯」になります。
トレンドは主に「上昇トレンド」と「下降トレンド」に分かれています。トレンドの流れに沿って順張りすれば、勝率を上げる事も可能になっています。

上昇中は「high」に下降中は「low」にトレードするのが鉄則!流れに沿ってトレードする事が順張りになります。
トレンドは取引が活発な時間帯に発生しやすくなります。
東京市場 | 8時から10時 |
---|---|
ロンドン市場(夏) | 16時から19時 |
ロンドン市場(冬) | 17時から20時 |
ニューヨーク市場(夏) | 21時から深夜2時 |
ニューヨーク市場(冬) | 22時から深夜3時 |

取引が活発な時間の中には経済指標や市場のオープン時間等、避けるべき時間と重なる事もあるのでご注意下さい。
【勝ちやすい時間】レンジ相場中の逆張り狙い
逆張り派の方が勝ちやすい時間帯は「トレンドが発生しにくい時間帯」になります。
トレンドが発生している時間帯はレートが一方向に動きますが、トレンドが発生しにく時間帯は一定の値幅の中でレートが上下します。
一定の値幅の中でレートが上下する状態を「レンジ相場」と言い、逆張りが狙いやすくなります。

逆張り派の方も多くいますが、順張りに比べると難易度が高いのでFX初心者の方にはおすすめできません。
レンジ相場になりやすい時間帯
- 東京市場は取引量が少ないのでレンジ相場になりやすい
- 欧州のお昼時間である19時ころは値動きが落ち着く事が多い
FXで負けやすい時間帯
FXで勝率を上げるには「負けやすい時間帯」を避けることも重要になります。
経済指標が発表される時間や、市場がオープンする時間等、相場が荒れる時間帯を避けるだけでも勝率UPに繋がると思います。
負けやすい時間帯まとめ
- 米雇用統計
- その他経済指標発表時
- 市場が開いた直後
【負けやすい時間】米雇用統計
米雇用統計発表時は値動きが激しい為、FXでは負けやすい時間帯となっています。
米雇用統計の統計は10項目ありますが、その中で注目されるのが「非農業部門雇用者数」、「失業率」、「平均時給」になります。
実際に、雇用統計のデータが改善されれば個人消費の増加や賃金の上昇が期待できますが、データが悪化した場合個人消費の減少や、賃金の低下も予想されます。
これら期待が為替相場に大きく影響します。
米雇用統計はある程度予想されており、予想通りになった場合は、値動きは少なくなります。しかし、予想以上の場合はドルが買われ、予想以下の場合はドルが売られる傾向になります。

予想以上に雇用者数がUP、失業率改善、平均時給がUPしたら個人消費が増え経済が潤います。そうなると期待できるドルを買う動きが活発になります。
※非農業部門雇用者数は発表前の予想から大きく乖離する事がある為、米雇用統計直後は為替レートが大きく動く傾向にあります。
乖離により大きく動く値動きは予想しづらい為、FX初心者の方は特に避けるべき時間帯だと言えます。

予想できない時間に取引する行為は完全にギャンブルなのでおすすめできません。ルーレットの赤か黒に賭け続ける様なものです。
東京市場 | 8時 |
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ロンドン市場(夏) | 16時 |
ロンドン市場(冬) | 17時 |
ニューヨーク市場(夏) | 21時 |
ニューヨーク市場(冬) | 22時 |

市場が開始する時間=相場が荒れる訳ではないのですが、荒れる日も実際にあるので念のため注意しましょう。
【まとめ】勝つために必要な事
FXで勝つ為には時間ごとの動きを知る必要があります。

FXで勝率上げるには各市場の特徴を理解し、自身に合った取引方法を選ぶ事です。
東京市場の特徴をまとめています。
取引時間 | 8時から17時頃 |
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活発な時間 | 8時から10時頃 |
東京市場は3大市場の中でも最も取引量が少ない事もあり、大きな値動きがあまり起きません。レンジ相場になりやすい為、逆張り派の方は東京市場を狙ってみましょう。
10時を過ぎると相場の動きが穏やかになる事が多くなっています。
東京市場の特徴
- 9時55分には基準レート(TTM)が決まる為取引が活発になります。
- 5日・10日・15日などの「ゴトウビ(5と10がつく日)」は企業の決済日が多く、海外での支払いの為ドルが買われやすく「ドル高・円安」になりやすい傾向にあります。
- 日本株式と連動しやすい
- レンジ相場になりやすい
ロンドン市場の特徴をまとめています。
取引時間(夏) | 16時から26時頃 |
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活発な時間(夏) | 16時から19時頃 |
取引時間(冬) | 17時から27時頃 |
活発な時間(冬) | 17時から20時頃 |
ロンドン市場の主役通貨はユーロになります。ロンドン市場なのでイギリスのポンドの取引が多いイメージですが、ユーロの方が市場での流動性が高くなっています。
ロンドン市場でトレンドを狙うならユーロを狙った方が良いでしょう。
ロンドン市場の特徴
- 欧州のお昼時間である19時ころは値動きが落ち着く事が多い
- 世界最大の取引量
- トレンドが発生しやすい
- ロンドンフィキシングの時間帯では値動きが激しくなる
ニューヨーク市場の特徴をまとめています。
取引時間(夏) | 21時から早朝6時 |
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活発な時間(夏) | 21時から深夜2時頃 |
取引時間(冬) | 22時から早朝7時 |
活発な時間(冬) | 22時から深夜3時頃 |
ニューヨーク市場では「ドル円」や「ユーロドル」などドルストレートと呼ばれる通貨ペアの取引が多くなっています。
経済指標の発表等、慌ただしい時間も多いのですが、取引量が多いのトレンドが発生しやすいのでトレンド狙いの方におすすめです。
ニューヨーク市場の特徴
- 市場規模が大きい
- ロンドン市場と重なる為、21時から深夜2時頃は取引量が多くトレンドが発生しやすい
- トレンドが加速しやすい
- 経済指標発表時の動きが激しい